皆さんの周りにも、もしかすると皆さん自身が『地頭は良いけどテストに反映されない』と悩んでいることはありませんか? これ、非常に多いことなのですが、解決できていないケースが圧倒的です。
地頭が良いから。。。と楽観視して対策が後手に回った結果、とんでもない状態まで引っ張ってしまうことも珍しくありません。親御さんから見ると『地頭は良いのになぜ。。。?』と不思議に思うのではないでしょうか。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか。話をすると理路整然と自分の考えを伝えられるのにテストの結果は思ったほどでは・・・となっている生徒さん、実は非常に多いのです。
根本的且つ本質的な話となってしまいますが、学校の勉強・試験勉強は頭の良さを競うもの・確認するものではないのです。学校の勉強、特に試験はあくまでも『示された期間に勉強すべき内容がどれだけ理解できているか』が問われているのです。
従って教わっていないことが出来ることよりも学習した内容がきちんと血肉になっている方が大切です。言い換えれば試験結果に反映されます。これは・・・
納得いかないと感じる人も多いと思います。個性を伸ばす教育と言っておきながら全員が同じ試験を受ける矛盾もありますよね!? しかしそれが現実なのです。他者と較べるなと言っておきながら点数・順位・合否が出るのも矛盾です。
しかし、矛盾があると主張するばかりでやるべき事をやらなければ損をするのはキミなのです。そんな思い、してほしくないなぁ。それならやるべき事をきっちりやる方がよっぽど大切なことだと思います。
また、前章にも関わってきますが、自分勝手な解き方(少しキツい言い方ですが)をしても正解には辿り着けません。これも『教わったような』・『教科書やテキストにあるような』解き方で解かなくてはなりません。
そこで心に留めなくてはならないことが表題です。『守破離(しゅはり)』とは物事を習う段階を表しています。
『守』とはまだまだビギナーの段階です。言われたように・基本通りにやることです。これは言い換えれば『基本』『基礎』と言い換えることもできます。ここがしっかりしていないと次の段階へは進めません。
『破』は基本事項を踏襲しながらも自分らしさを出していく時期です。基本は基本として大切にしながらも自分がやりやすいように工夫していく時期です。次の段階に進むためには意識せずとも基本を守れるよう習得することも大切です。
『離』はもはや基本を意識することなく身につけられた状態です。自由自在に振る舞うことが出来る状態と言われます。もっとも私はこの心境に辿り着いたことがないので詳しく語ることが出来ませんが。。。
学校の勉強はあくまで『守』の段階です。社会人になっても多くの人は次の段階に進められていません。もっとも社会人は多分に謙遜もあるのですが。
教わったとおりの解き方・教科書通りの解き方と聞くと非常に堅苦しく感じるかも知れません。しかし実際は幾通りかの解法があるなどある程度の遊び幅があるので過大な心配は不要です。
最後にメリットを述べたいと思います。前章にある通り、小学生なら小学生の解き方、中学生なら中学生の解き方をそれぞれすることによって最適な解答が得られるのです。
これは本当に不思議です。しかし問題集などを見るとまさにその通りです。そこに作問の意図があるのです。門外漢の口出しをする余地は本当にないと痛感します
だからこそ該当する学年の解き方をその都度習得しなければならないのです。それらが積み重なることが基本の充実に繋がります。
LS WILLは何よりもまず基本を最重要視します。それが出来なければその場は良くても先に行けば行き詰まることを知っているからです。小中学生の学習は基本第一、そう考えています。
来たれ! 春期入会生!