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967 タイミングって難しい!?

967 タイミングって難しい!?

先日、学生時代の友達から電話がありました。うわぁ、懐かしい。。。と思う暇もなく怒濤の如くの質問攻めでした。中学2年生になるお子さんの通塾についてでした。そうか、あのちびちゃんもそんなに大きくなったのか・・・

例外に漏れず、友達のお子さんも習い事で忙しい小学生時代を送って中学生も同じように多忙な日々とのことでした。友達の要望はただ一点、もっとも効果の高い通塾開始時期でした。

タイミングを誤るとその後の通塾にも悪影響を与えるため、通塾開始時期は大切だと思います。最初の1ヶ月を頑張ろうと思って塾に通えれば最後までその気持ちが切れないこともあるそうです。

反対に何となくボヤッと始めてしまう目的意識のない通塾になってしまいます。自発性に欠け、言われたことしか出来ないいわゆる受け身学習となってしまいます。気持ちを下げないテクニックは多くの塾が持っていますが、入会時以上に気持ちを盛り上げることは実は至難の業なのです。

 

 

一般論として言われている絶好の開始時期を小中学生に分けて述べていきたいと思います。

小学生が通塾を開始する絶好のタイミングは勉強で解らない箇所ができた時です。解らないところができてしまうと不安になります。しかしそれは必ず乗り越えられるように出来ています。

塾側から見れば、多くの生徒さんがつまずく箇所はある程度決まっています。そこを上手にサポートすれば理解できるようになります。

生徒さんからしても『解らなかったところでも努力すれば乗り越えられる』ことがそのまま成功体験になるので一石二鳥です。次も頑張ろうと思えることは大切なことですよね!

ただ難点があります。苦手単元を乗り越えるために要した時間分学校進度から遅れることです。遅れが生じると『今学校でやっている単元』がお留守になって悪循環になることも考えられます。

 

中学生はシンプルです。定期試験で思った点数・順位が取れなかったときです。○○高校に行くためには内申点○○点が必要、内申点○○点を取るためには定期テストで各教科○○点以上が必要、と逆算してそれに満たない場合はもう腰を上げなくてはなりません。

ただ、『○○高校に行くには内申○○点』『評定4を取るには定期試験で○○点が必要』知らないケースが結構多いように思います。まぁ、中学校としても言いにくいことですが。。。

これらの情報は殆どの学習塾で常備しているはずです。この情報がなければ進路指導が出来ないからです。感覚的に『○○高校なら定期テストで○○点』では科学的論拠に欠けますよね!?

中学生になれば小学生より高い目的意識が持てるはず、それなら強い意志を持って勉強に向き合えます。このペースを保っていけば進路選択にも正面から挑めるのではないでしょうか。

しかしここにも難点があります。失敗した定期試験結果です。この結果を消すことが出来れば良いのですが、それはキミの足跡として記録されてしまいます。それも加味された内申点となってしまうのです。

 

 

小学生も中学生もちょっと悔しい経験をした直後が一番良いタイミング、と言われています。実のところ、私はそれが正解ではないと思っています。

2023年春現在、殆どの方は新型コロナウィルス感染症のワクチン接種をしたと思います。しかし接種した方全てが新型コロナに感染しましたか? 恐らく多くの方が‘No!’と答えるでしょう。それと同じです。

感染リスクがゼロではないからワクチン接種をした方が殆どだと思います。勉強も同じです。不安要素が生まれる可能性がゼロではないなら塾というワクチン接種をすべきではありませんか!?

学習塾では毎年卒業生を出します。LS WILLのような小さな塾でもです。その卒業生が毎年のように口を揃えて言うことがあります。早目に始めれば。。。』

表題についてLS WILLでは『今日思い始めたんだけど。。。』が始めるタイミングだと思います。まずいろいろな塾で話を聞いてみましょう。

前書きで述べた友達にもまず通える範囲の塾に行って話を聞くことから始めるよう伝えたところ、お子さんはやる気十分で早速通塾を開始したそうです。良いタイミングだったと思います。

 

来たれ! 春期入会生!
今日がキミの最初の一歩だ!