急遽、という感じの話ですよね!? 政府が2023年3月13日以降はマスク着用を求めないとの見解を発出しました。また、学校卒業式でもマスク着用は各自の(もしくは各校の)判断に委ねられました。
早速生徒さんから『卒業式、出たくないなぁ。。。もし出るとしてもマスクはガッチリしていくけど・・・』との感想がありました。決してファッションマスク的な考えではないと思います。
それぞれのご家庭にそれぞれの事情があります。ご高齢のご祖父母様と同居している生徒さん、病気を患っている(もしくは病み上がりの)ご家族がいらっしゃる生徒さんもいます。それらの案件には十分に配慮したいと思います。
また、保護者様が受験学年を持った学校の先生をされている生徒さんは『絶対に感染出来ないから・・・』と徹底的な感染対策をされていたそうです。従ってそのご家族である生徒さんもその気持ちにより添った生活をしているそうです。
そういった個別の事情を踏まえずに『マスクの脱着は自由! 卒業式には全員参加!』としてしまうことには非常に強い忌諱感を感じます。仮に半数がマスクなしで参加したら相応の感染リスクアップとなり、それらの事情を踏みにじることになるからです。
マスク脱着を自由とするならそういった式典への参加も自由とすべきだと思います。感染防止のために換気を十分にすることになっていますが、それが原因で風邪を引いてしまう生徒さんも出てくるのでは。。。
こてはし台中学校の卒業式は3月9日、そして公立二次募集は3月13日です。万が一、二次募集を受験するようなことがあったら卒業式には出席してほしくありません。これ、本末転倒ですよね!?
本来は『3年間マスク生活だったのだから最後くらいはみんな笑顔で卒業出来るように・・・』が出発点だったと思います。しかしそれが原因となり卒業式に出られないのは。。。浅い考えとしか言いようがありません。
表面的な笑顔より皆が揃って卒業式に参列出来ることが本質的に大切ではないかと思います。短絡的な議論より本質的な課題を見据えた施策が必要ではなかったか、そのように思っています。
現在、教室内での対応も検討しています。お預かりするお子様の安全は第一に守るべきものだと思います。また、自分はノーマスクで問題なかったとしても隣の席で頑張っている仲間に事情があれば思いやりのマスク着用が出来る優しさを大切にしてあげたいと思っています。
私は・・・暫くはマスク着用での授業に臨みます。私が原因で感染するリスクがゼロではない限り、その可能性を1%、0.1%でも減らしたいと思っています。