12月に入り、学習塾や受験業界は年度のまとめという一番大切な時期に入ります。誰がどう言おうと受験シーズンという最大のターゲットが目の前にある以上は『燃えて』しまいます。
しかし、このシーズンは他の学年・非受験学年にとっても大切な時期です。『まだ受験生じゃないから・・・』『中学受験しないし・・・』と安穏とした気持ちで迎えてほしくないと思っています。
これまでも『あの冬休みに頑張って良かった』『冬期講習受けて思ったけど私って勉強苦手じゃなかったんだ』という声を聞くと。。。そうなんです。実は誰もが思うことなのです。勉強が出来るようになるのは特殊なことではありません。
小学生は算数、特に計算がきっちり出来るように繰り返し取り組みましょう。当該学年の計算が完成しなければ新学年になってからとっても困ります。
小学3年生は『2~3桁×1~2桁の計算』『わり算』『同分母の分数のたし算・ひき算』『式の変形』など。
小学4年生は『2~3桁÷1~2桁の計算』『小数のたし算・ひき算』『計算の順序・決まり・関係』『小数のわり算』『同分母の分数(真分数・帯分数・仮分数)のたし算・ひき算』など。
小学5年生は『小数のかけ算・わり算』『異分母分数のたし算・ひき算』など。小5範囲には文章題が大きな割合を占めます。文章題は立式の方法を理解すればあとは計算、しかしここで間違えれば元も子も。。。となってしまいます。
小学6年生は『分数の四則演算』『比の計算』など。一見少ないように見えますが、計算式自体が長くなる傾向にあります。従ってきちんとした途中式を書く習慣も併せて求められます。
小学生範囲における算数のつまずきは殆どの場合が『前学年の計算が理解できていない』ことに起因します。他の単元なら対処は比較的簡単ですが、計算単元で引っ掛かっていると思っている以上の時間がかかります。
また、計算に慣れるにはある程度の時間を要します。その時間が『算数嫌い』『苦手意識』を増幅してしまいます。そうならぬうちに対処することが大切、そしてその期間が冬休みなのです。
自分自身にも覚えがあるのですが、計算練習を自宅でやるのはちょっと大変です。それが1ページ・2ページとなると絶望すら覚えるかも。。。そうならぬためにも『1日5問』『10分で解く』を毎日継続できるように取り組んではいかがですか!
そのリズムに慣れたら次の段階では『勉強(学校宿題など)開始のための準備運動』として計算問題を解けば理想です。計算は脳の活性化にも寄与するので勉強の効率を上げることが期待できるからです。
これを積み重ねればやがては学習習慣の形成にも役立ちます。学校の宿題がなければ『計算+α(漢字など)で30分』、受験を視野に入れていない小学生ならここまで出来ればこれ以上求めるものはありません。
中学生で学校授業が解らない生徒さんの多くはこの学習習慣が欠落しています。特に数学を苦手にしている場合は小学校の計算からやり直さなければなりません。そうならぬように今から準備することは大切なことです。
『中学生で小学校の勉強が解らないなんて!』と小学生のキミは思うかも知れません。イヤイヤ、今の日本教育、中堅大学の文系学生で25~50%の割合で分数の計算が出来ないと言われている現状を考えると。。。
反対に、計算がきちんと出来る生徒さんを見ていると共通点があります。それは勉強に要する時間が短くて済むことです。計算が速くて正確なら必然の結果ですよね!?
勉強は時間を掛ければ良いというものではありません。私は勉強量こそ目安にすべきと思います。同じ問題・同じページを1時間かけて解く生徒さんと30分で片付けてしまう生徒さんなら30分で片付けられる方が高い学習効果が得られていると思います。
また、集中力の観点からも短時間で仕上げられる方が効果的です。これは言うに及ばず、です。人間はそう長い間集中できません。それなら集中状態が続いているうちに学習を完成させる方が効果的です。
こうやって列記すると小学生の計算がきちんと出来ることはとても大切なことだと解ります。これをご理解頂けたらあとは実践です。いくら理解できても実践しなければ絵空事です。冬休みに向けて課題として取り組んでみませんか!?
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