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917 解けないことを認める勇気

917 解けないことを認める勇気

教室で演習している様子を見ていると厄介で難しい問題すんなり解ける問題同じ手順で解こうとしているケースがよく見られます。これ、傍から分からず見ていると『一生懸命取り組んで。。。』と評価しがちですが、無駄のかたまりに他なりません。

解けないと判断した問題は多少格好悪くてもそれなりの対応をすべきです。解答解説を先に見る、飛ばして後で質問するなど、従来のフォーマットを崩さなくては解けるようにはならないのです。

生徒さんによっては『質問するって格好悪い』『解答を先に見るなんてズルしているみたい』と考えてしまいます。これは生徒さんがまだまだ純粋だから仕方ありません。しかし塾はその純粋さを違う方向に持って行かせたいと思っています。

また、解らないことを認めたがらない生徒さんも多いと感じます。これは比較的得点力の高い生徒さんに見られるプライドです。でもそのプライド、必要ですか?

 

塾はあくまで練習・鍛錬の場です。いくら間違えても良いのです。むしろ、間違えることによって得られるものを掴み取ってほしいと思います。

学校の問題・教科書レベルの問題は生徒さんの中には間違えたら格好悪いと感じていることがあります。また、お年頃の生徒さんは人前で間違えたくないという気持ちを持っていても不自然ではありません。

しかしそうなってしまうと『間違えても良い場』『間違いを正せる場』がありません。その役は塾が担うべきなのです。幸か不幸か、塾には平易な基礎問題から入試にも出ないような難関問題まで取り揃えてあります。それらを活用して解けない問題への対処を準備することが大切です。

 

上述のように解けない問題に固執して時間だけを浪費する姿は傍から見ていると真摯に取り組んでいるように見えますが、それはちょっと。。。試験本番で同じようなことをしますか!?

試験本番になれば『解る問題を先に解き、解らないものは後回し』とするはずです。本番は練習のように・練習は本番のようにという考えからも外れてしまいます。

学校ではまた別のやり方があると思いますが、塾での学習では『解らないことを認め、次善策を講じる』ことが非常に大切なことなのです。

解らない問題に拘泥することは一生懸命やっているのではなく、時間を浪費しているのだと認識しましょう。

簡単なことですがこれは非常に大切な試験テクニックです。普段の学習から意識してはいかがでしょうか!?

 

 

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