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907 まだまだ続きます。。。 ~中学受験の本質とは!?~

907 まだまだ続きます。。。 ~中学受験の本質とは!?~

本章は出来れば中学受験生諸君には読んでほしくありません。ただ、保護者様は絶対に知らなければならないこととして述べていきます。少し厳しい話もしますが、これは学習塾や受け入れる私立中学校の偽らざる本音です。

 

それでは、そもそもなぜ中学受験をとお考えになったのかから思い起こしてください。恐らく十中八九の保護者様は『公立中学校に通うより有利だから』というお考えが発端ではないでしょうか。

何に対して有利なのかを辿っていくと恐らくは進路・受験に行き着くと思います。私立中学校を併設している高校は多くの場合、進学校と呼ばれる枠組みに入っています。それだけ熱心に取り組んでいるところが多く見られます。

また、同じく私立中学校を併設している高校普通コースと選抜コース(呼称は様々です。トップ校はあまり見られませんが。。。)に分けているところが目立ちます。そして選抜コースの進路実績がほぼその高校の進路実績となっています。

非常に厳しい現実ですが、私立中学に合格できても高校進学時に普通コースに進まざるを得なくなれば中学受験をした意味は。。。

 

中学受験をゴールと考えてしまうと非常に危険です。高校受験にも同じ事が言えるのですが、残っているハードルの数を考えると中学受験で勉強は終わりとすることはちょっと。。。

受験業界ではもはや古典と言っても良い『ビリギャル』、これも中学受験で勉強を終えたことから始まった悲劇でした。たまたま志望大学に行けたから良いものの、そのままだったら大変なことです。

 

学習塾の営業、と捉えられがちなことについても言及します。受験が終わったらそのままの塾で中学校の勉強に移行することがベストです。それは進路先の中学校が望んでいることだからです。

私立中学校はある程度の成績を取れる生徒さんを望んでいます。そこに『受験までは勉強したけどそのあとは・・・』という生徒さんが混じってしまうとあっという間に置いていかれます。

 

少し説教臭い話になりました。しかし当教室にも『中学受験は他の塾でしたけど・・・』という私立中の生徒さんが教室に問合せをされるケースがあります。多くの場合、入学後の成績は。。。

そんな時に一緒に頑張ってくれるのは中学受験を共に乗り越えた塾だと思うのです。だからこそ高い意識を持って塾を継続させてあげられるよう周りの環境づくりをすることも必要なことです。