以前、このようなタイトルでチラシを打っている塾がありました。その内容は『八千代高校なら85×5科目=425点、千葉北高校なら60×5科目=300点、佐倉西高校なら40×5科目=200点で楽々合格圏内…』というような感じです。
これを見たある受験生の生徒さんが烈火のごとく怒っていました。『私は○○高校(千葉県の上位公立高校)志望だけど定期テストは毎回満点を狙っているよ。第一さぁ、佐倉西高校なら40点平均で十分なんて佐倉西を狙っている中学生にも現役の佐倉西高生にも失礼じゃん。』
私もこの生徒さんの意見に賛成です。必死になって取り組む定期試験対策で『キミは40%でいいよ』と言われた生徒さんの気持ちを思うと…
その上で『千葉北に行くために取るべき最低点』は60点ではありません。他の学校も然りです。多くの塾は感覚的な進路指導を行っているようですが、LS WILLの進路指導は数値化されたデータに基づいて行っています。
『中間・期末合計で何点取れば内申(通知表評価)はいくつ(これには数年に及ぶデータが蓄積されていて教室でご覧頂けます)、その上で9科目学年内申はいくつ。だから3年間の内申点合計はいくつ取れる。そうすれば志望校の求める内申点に到達する』までが内申指導(内申点をどこまで取れば合格圏に行けるかの指導)です。
それを安易に『八千代なら○○点、千葉北なら○○点』と根拠なく公言する塾の神経を疑います。その上で『各科目一律に目標点を設定する定期テスト対策は失敗する』ことも知っておくべきことなのではないでしょうか。『5科目評定で20を取らせる』には『目標は一律で○○点』としても何の効果もありません。『労多くして功少なし』、時間も労力も、そしてお父様お母様にご負担頂く授業料も無駄となってしまうのです。
そういった意味では矛盾した話ですが、定期テストの結果は生徒さんの自信やモチベーションにならなくてはいけない側面も持っています。
是非ご覧頂きたいものが教室の壁一面に貼ってあるのですが、これは教室にお越し頂かなければご覧頂けないものとしています。各年度の『定期テスト成績優秀者』を貼り出しています。表彰項目は『400点 or 450点越え賞』『自己最高点更新賞』『年間400点越え賞』です。
定期テスト結果と合格実績は生徒さんの個人情報の関係もあり、ホームページ上にアップしない方針ですが、教室掲示はしています。(教室掲示について希望されない生徒さんは掲示を外すことが可能です)
自慢の定期テスト結果や進路実績をホームページなどに掲載できないのは教室運営上かなり大きなデメリットですが、これは生徒さんそれぞれのプライバシーへの配慮とご理解下さい。それらは教室にお越し頂ければご覧頂けるようになっています。
2017年度入試(2017年4月に高校へ入学した生徒さんが受けた入試)では公立希望者のうち87.5%の生徒さんが公立高校に進学し、進学する学校の合格目安基準偏差値(Vもぎの60%値)も54と頑張れた結果が現れています。私立に進学した生徒さんの平均学校偏差値も54(Vもぎの60%値)です。同じ私立高校でも『普通科より特進コースに行こう』という意欲を持った生徒さんがLS WILLには目立つように思います。