夏休みに入り、夏期講習の授業がますます熱を帯びてきました。中にはムキになって問題に取り組む生徒さんも現れ、頼もしい限りです。一問ごとに『解けた!』『出来なかった。。。』と一喜一憂する姿を見せてくれる生徒さんもいます。
正解が続けば鼻高々で解き進められます。誰だって間違い続きでは滅入ってしまうものです。しかし授業時間全てで全問正解にはなかなか到達しないのが現実です。(そのような難易度の教材を選んでいることもありますが。。。)
誤答が続いて私からの解説が重なっていくと生徒さんから興味深い言葉が聞かれました。『センセーは何で解けるの!?』
まぁ、生徒さんからすれば本音だと思います。きっと『センセーは頭良いから。。。』と思ってくれているかな・・・!? しかしそれはちょっと違います。
学校の勉強や入試対策問題はアタマが良いから解けるものではありません。それより重要なことは同系の問題を何度も繰り返し解くことです。つまり生徒さんより繰り返しの頻度が圧倒的に多いから解けるのです。
生徒さんは1回目の問題でも私にとっては10回目20回目、問題によっては同じ系統の問題を100回以上解いています。そうなれば差は歴然です。
また、生徒さんの演習をチェックする中で間違えやすいポイントもあぶり出されます。そこは言い換えれば見直しで確認しなければならないポイントとなるのです。
そんな中で解き方のコツや見直し方法なども段階的に指導していくことが大切だと思っています。1回の授業でそれらを全て組み込むことは難しいと思いますが継続指導の中で自然と生徒さんの力になればと思っています。
繰り返し学習というとちょっとカッタルイ。。。そんな風に思うのは無理もありませんが、反復練習から習得できたものは本当の学力ではないでしょうか。