先日、テレビをぼんやり見ていたらボディビルの大会が開催されていました。もの凄い筋肉、としか形容できないような迫力ある映像でした。昨今は映像におけるデジタル技術が長足の進歩を遂げていることも一因なのではないでしょうか。
場内からのかけ声もユニークそのものでした。また、それに呼応するような実況、そして解説がありました。引きつける力を感じました。
その中で興味深い解説がありました。『大きな筋肉は鍛えやすく見栄えもする。しかしそればかりを鍛えてしまうとバランスが悪くなり、逆に評価されにくくなる』とのことでした。
見栄えのする大きな筋肉をより魅力的に見せるため、その周囲の細かい筋肉も鍛えなくてはならないそうです。万人を納得させられる論理ですね。
しかしこれらの細かい筋肉はなかなか鍛えにくいものだそうです。考えてみれば微妙な力の加え方が必要になります。その加減を間違えると他の筋肉に負荷が行ってしまいます。
更には多くの場合、それらを左右均等に作らなくてはなりません。こう考えるとボディビスダーの肉体は単純作業で作っているものではなく、精緻な工程を経て出来上がっているものと分かります。
受験も同じです。得意分野と苦手分野、点数の取れる科目と取れない科目、それらはできる限りバランス良くなるようにすべきです。特に夏休みはこの点を強く意識してほしいと思います。
これが受験直前の冬休みになれば『得意科目を伸ばして合格圏には入れるように』という声掛けに変わります。これは得意分野の方が手間を掛けずに点数を伸ばしやすい点を利用しているのです。
しかし、夏休みは全科目、少なくともペーパー試験のある科目については全範囲に注目した上で弱点補強を優先しましょう。この時期にこれが完成しないと『足を引っ張る科目』が出来てしまいます。
夏休みの勉強予定、しっかりと組めましたか? 出来れば論理的で効率の良い取組みが望ましいと思います。LS WILLでは夏休みの学習予定作りもお手伝いしています。
LS WILLみ春野本校
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