個別指導の教室運営をしているといつも思うのですが、『英数で週2回』というパターンの多いこと… なぜこのパターンが多いのでしょうか。通塾している生徒さんは本当に英数が苦手で国語・理科・社会は得意科目なのでしょうか。結論は…そうではない生徒さんが多く見られます。
ではなぜ中学生で英数週2回というパターンが多いのか、それはある大手個別指導塾が『中学生なら週2回、科目は英数』として教務指導に不安のある新卒の教室長を研修して生徒募集を始め、それがテレビCMにも流れたため一般的な認識となったという説があります。
ではこの塾はなぜ『英数』としたのでしょうか。答えは私なりの推測ですが、『一番効果が早く現れる科目だから』だと思っています。かなり乱暴な言い方ですが、数学英語は学校の定期テストである程度の基礎さえあれば一定程度の得点を取らせることは決して難しいことではありません。生徒さんが『得点できた』という自信を持って塾を続けてくれれば塾の営業戦略としては上々なのではないでしょうか。また、英語・数学はプロが教える授業と学生講師が教える授業に差が出来にくい科目(指導ポイントや解法手順がほぼ決まっているため)です。だからこそ大手の塾は学生講師でもぼろの出にくい英数を取るよう提案してくるのだと思います。
大手のチェーン塾が営業本意でやったこと、一つだけ大きなメリットがあります。それは英語数学共に『毎日学習しなければならない科目』であることです。この点については学習習慣作りという面で評価できるのではないでしょうか。更に加えるならここに『漢字学習』『単語練習』『計算演習』も組み込めると更に良いと思います。
LS WILLは5科目全対応(*)です。苦手な科目、嫌いな科目など色々上げて貰ってから分析します。その結果、必ずしも『数学・英語』にならないかもしれません。しかしそれがあなたにとって最善の方法であったら、それでも『数学・英語』にしますか?
* 定期試験前などには必要に応じて9科目対応します。