先週は夏期講習準備の最中、当教室の卒業生で現在就職活動に勤しんでいる先輩が陣中見舞いとして遊びに来てくれました。ついこの間教室を卒業したと思っていたのに来春からは社会人、あっという間ですね。。。
この先輩、なかなか就活が上手く行かないようでそちらの相談もありました。現在の低成長に加えてコロナ禍・不安定な世界情勢なども重なり、大変な時期に就活となっているそうです。
色々と業界研究を進めているそうですが、実際にそこで働いている人の声を生で聞く機会が無いとのことでした。私はどんどんアプローチしていくよう、積極的に面接等を設定して貰えるよう動くべきと話しました。
この先輩はよく言えば慎重、悪く言うとちょっと臆病なところがありました。中学生の頃も『来月の模試は今回より下がっていたらイヤだから次の模試は受けない!』と駄々をこねたほど。。。
しかし模擬試験も就活も思った結果が出ないことから学ぶことはたくさんあります。特に就活は実際に社会で働いている人たちが学生を評価するのでどう見たって学生に勝ち目はありません。
それならある程度落ちることも踏まえて就活することが大切なのでは。。。そんなことを話しました。先輩は『落ちる事って格好悪いことだと思ったけどそう捉えれば気も楽ですよね!』と明るい顔で教室をあとにしました。
受験生の中には良い結果が出ないと不安になるという理由で模試を受けない生徒さんが一定数いるようです。しかしそれはあまりに甘えているのでは。。。
模試は現時点での学習進捗を確認すること、本番慣れすること、試験の手順を覚えることなど、本番に向けて欠かすことのできない関門です。
そして、『ここで悪い結果が出たとしてもそれを改善することが出来る大切な機会』であることを忘れてはいけません。そう考えると模試の悪い結果は『気付きを作るチャンス』とすることも出来るのです。
受験生は最低限3~5回の模試を受けるべきだと思います。思い起こせば2年前のコロナ禍では模擬試験が出来ませんでした。この時の進路指導はなんと心細かったことか。
そう考えると模試は受けた方が絶対に有利に働くのではないでしょうか。
そして先日、すぐにチャレンジしてくれたそうで『一次選考は通過した!』と報告してくれました。このまま望む将来像を掴み取ってほしいな。ガンバレ!!