中間試験の結果がほぼまとまりました。あとは個表で平均点と順位を確認するだけとなりました。
今回は中3の試験が厳しかったと思っています。試験1週間前に修学旅行、平均点が50点ソコソコの試験など一気に冷水を浴びせるようなものではなかったかと思います。
しかし、この冷水は学校の先生からの熱い激励だと思います。これからはやらなきゃ・・・そう思わせるための手段ではなかったのでしょうか。
その上で今回の試験を自戒を込めて私なりに振り返ってみたいと思います。
第一に日程です。試験1週間前に修学旅行がありました。当教室の試験対策講座は2~3週間前から開始されます。そうなると『試験前対策』という緊張状態と『修学旅行前』といううきうきした気分が交錯することになります。
そうなれば誰でも楽しい気分になりたいと思うのは自然なことです。ここで私からもう少し強くコントロールできた方が良かったのかなと思っています。
他方で私は旅行の楽しさや修学旅行を楽しみにする気持ちは他の方々よりよく知っています。何せ元旅行会社勤務でしたから。。。 だからこそ今回は受験体制入り前の最後の楽しみとして過ごして欲しい気持ちもありました。
これは今後の課題かな・・・恐らく気持ち的に片付かないな・・・そんな風に思っています。
第二に挙げた試験問題についてですが、これは些か問題ではないかと思っています。私は実際に問題を解いて思ったのですが、この内容の試験で平均点が50点前後は少し厳しいと思います。
生徒さんの中には『前回より下がっちゃったけど平均点も低いみたいだし。。。』と変な安心をする声もありました。これは・・・一刀両断ですね。
その生徒さんには『この内容なら今回の点数は最低限の得点、決して良かった結果じゃないよ!』と諭しました。
生徒さんはシュンとしていましたが、実際は自分の言葉が言い訳だと解っていたのではないでしょうか。私から同意の言葉を得て自己解決しようとしたのだと思います。
しかしそれは・・・甘い考えですよね!? 今回は厳しい結果だった、だからこそ次の試験に向けて必死に取り組まなくてはいけない、そう心に留めて欲しいと思っています。
こんな風に書いてしまうとさも悪い結果だったと思われてしまうかも知れません。しかし今回の試験結果は学年別でも全体でも平均点で5科目400点以上という結果を出しました。
修学旅行前でダレていて・・・と言っていた中3生諸君も私から見れば必死な取組みを見せてくれていたと思います。その上で更に頑張ろうという向上心を見せてくれたことに彼らの成長を感じました。
表題は武道修練の言葉です。『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』、この言葉はプロ野球の野村克也監督もよく口にされていました。
偶然勝ってしまうことはまま起こります。しかし負けてしまうことについては絶対に原因があるのです。負けることから得られる教訓をきちんと自らの血肉にすることが大切です。