現在、世の中にはたくさんの出版物があります。しかし売れている本・書籍・雑誌の代表格は『マンガ』なのではないかと思いますので最後に『マンガ』や『~向け書籍』についてコメントします。
ここまで書くと『マンガは悪』などという流れのように感じますが、私自身もマンガは読みます。また、学習効果が高いとされる小学館の『学習マンガ少年少女 日本の歴史』(全23巻、『ビリギャル』のさやかちゃんも愛読していたそうです)などが代表格ですが、その他にも故事成語や四字熟語を説明してくれるものや『はだしのゲン』なども有用だと思います。また、人生訓や一生懸命取り組む大切さを説いてくれるもの(いわゆるスポ根ものなど)もあります。要はマンガという形式での分別ではなく、内容なのではないでしょうか。
最近は小学生向け文庫なども書店にたくさん置いてありますが、一読して内容が薄く、言葉が必要以上に平易だと感じます。私が小学生の読む本としてお勧めしているのはいくつかありますが、残念ながらその中に『小学生向け文庫』の類いは入っていません。
現在刊行されているそれらの書物はあくまで商業ベースに載せるために作られたように感じてしまいます。従って読み手に少しでも『難しい』と感じさせてしまうことのないように構成(そこでその本を止めてしまったら次は買ってくれないからです)されています。そうなると必要以上に平易な言葉で書かれ、誰もが想像できる身の回りのことを題材にした作品に限定されてしまうからです。
極めて個人的な意見ですが、私はこれらの出版物はマンガ以上に無益だと思っています。しかし…大抵夏休みの課題図書として出されている本は『小学生・中学生向け文庫』なのです。それは非常に残念なことです。
LS WILLみ春野本校には私自身が中学生・高校生の時に読んだ本の一部(200冊ほどです)を教室においてあります。興味がある方はどんどん読んで欲しいと思います。『万葉秀歌』上・下巻も置いてあります!中3国語の教科書には万葉集からの出典もありますよ!