5月下旬、教室は6月の前期中間試験に向けて熱を帯びた取組みが繰り返されています。中学生にとってこの試験は1年を占う大切な試験、その意味が十分に浸透しているようで心強く思います。
そして教室運営上はその次に目を向けています。夏期講習に向けてカリキュラム作成、募集広告作りなどやらねばならぬ事が山積しています。
従来はカリキュラム作りでは教室が作りました。しかし近年は主に受験生(中学3年生)については協議しながら作っています。ご本人も作ることに参加したことが勉強に対しての意識を強くするようです。
内容的なものでは重点科目・単元、強化したいポイント(計算力や漢字力など)について、そして全体のコマ数などの確認を行ないます。教室と生徒さん・ご家庭が同じ方向を向きたいのです。
そして先日、生徒さんから面白い提言を貰いました。『センセー、夏休みの塾チラシはどんなのを作るの?』とのこと。聞けば友だちを誘いたいけどそれに魅力的な企画が欲しい、とのことでした。
私が作ってしまえば例年通りの企画(これでも工夫はしているのですが・・・)になってしまいます。それなら結果的に同じになったとしても生徒さんのご要望を加味するのも良いなと思っています。
ただ、生徒さんには『友だちを無理に誘うことはしないでね!』と釘を刺しています。私自身も毎授業ごとに『紹介して!』とお願いすることは絶対にしないよう努めています。
塾側がしつこく『紹介して!』と言い続ければ生徒さんは友だちを紹介ターゲットと見るようになります。それで生徒さんの友だち関係に良くない影響を与えたら・・・
結果的に当教室の新入会生は紹介がダントツに多くなっています。しかしそれから判断して『紹介して!』と言い続けるのはちょっと違うのでは・・・
ちょっと脱線しました。熱い熱いテスト対策期間にも夏期講習準備を並行して行なっています。忙しいかと聞かれれば確かに忙しいのですが、これが充実した時間なのではないかと実感しています。