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824 一番大切なこと ~定期テスト対策のコツ~

824 一番大切なこと ~定期テスト対策のコツ~

中学生の定期テストで一番大切なことを敢えてこの時期にお話ししましょう。本来なら最初に話すべきことですが・・・

 

学習塾のコラムなので『どうしたら志望校に入れるか』という話に焦点が当たりがちです。学習塾という性質上、致し方ないものですよね!?

学習塾の存在意義は成績を上げる・理解を促進する、そんな効果を手段に『志望校に合格させる』が最終的な意義だと思います。成績が上がっても希望する将来を勝ち取れなければ意味がないのではないでしょうか。

そして最終的な目的を果たすために定期テストを活用することが求められるのです。点数という結果だけではなく、自分の学習到達度や理解度を見極めることも求められるのです。

そうなると模擬テストと同じでは・・・と思われますが、そうではありません。模試と定期テストの決定的な違いは後々残るか、その場限りか・・・と言う点です。

定期テスト結果は最終的には通知表に反映されます。それが内申点となるのです。定期テストでコツコツと頑張ればそれが入試で大きな武器となるのはそんな理由からなのです。

行きたい高校はどれほどの内申点を要求しているのか、その内申点を取るために今回の試験ではどれほどの点数を取らなくては行けないのかを十分に考えなくてはあとで呆然とすることになるのです。

 

そうです、一番大切なこととは『目標設定』なのです。

 

中学校や多くの学習塾で設定する目標は殆どが『5科目○○点!』です。それでは内申対策には不十分です。各科目の内申点を向上させるにはもっと細かい目標設定が必要になるのです。

また、通知表は『中間+期末』で決定します。従って期末テストで厳しい範囲が予想される場合には前もって中間テストで貯金を作れば。。。

 

目標設定で最悪なのは『前回5科目で300点だったから320点!』『前回は平均点を超えなかったから平均点+10点!』など。その点数を目指す根拠が分かりません。確かに過去の自分を超える挑戦は大切ですが。。。

目標の設定は意外なほど難しいものです。実は・・・LS WILLでは目標点数の設定は生徒さんではなく教室長が行ないます。定期テスト結果入試に大きな影響を及ぼすからです。

そして目標点の根拠について綿密に面談します。その点数を取らなくてはならない理由を理解して貰うためです。通塾歴が浅い生徒さんには時間・回数を掛けて理解して貰います。

 

千葉県の公立高校入試はある意味独特です。中学1年生の成績から内申反映がなされます。そう言った意味では中学入学の時点で入試が始まっているといっても過言ではないのです。

この事実は学校からもアナウンスがありますので『知らなかった!』は少ないのですが、意識として持てるかどうかも大事な点ではないでしょうか。