中学2・3年生諸君は試験前に対策勉強の予定表作りを経験していると思います。それを学習の足跡に書き込み、学校に提出して確認して貰います。
とても大切な試験前の手順だと思いますが、殆どの生徒さんはそれがただの作業になっているように思います。大人で言えば『仕事の段取り』、とっても大切なものなのですが。。。
そして多くの生徒さんはこの予定通りに学習を進めることが出来ていません。学年トップ10に入る生徒さんでも例外ではありません。その原因は・・・!?
生徒さんに言わせると『いやぁ・・・サボっちゃって。。。』とか『急に用事が入ったから時間が取れなくて・・・』などの分析が多いのですが、学習計画表を確認するとそんな理由ではないように思います。
その学習計画表、殆どの生徒さんは科目とその単元までびっちりと書き込んでいます。細かく書き過ぎているように思います。もう少し大まかに、言い換えると遊び・余裕がある予定を組んだ方が消化しやすいと思います。
また、『基本⇒標準・発展問題』の順序もきちんと守り、無駄を排除した方が効率的です。更には『基本問題と発展・応用問題に掛ける時間比』もある程度は考えておくと良いでしょう。
特に無駄が多いと感じるものは『漢字』『理科社会の一問一答』対策です。これらは薄く広く学習すると効果的です。
オススメの方法として試験対策の序盤に『漢字対策キッド』『一問一答対策キッド』を作成し、期間中の勉強開始時・終了時の各5~10分を使って繰り返し演習します。
試験対策に2週間(14日)かけるとして勉強開始・終了時の5分間を使えば。。。『14日×(5分+5分)=140分』の時間を作れます。これだけやれば十分、ではありませんか!?
生徒さんの様子を見ていると本当にサボっちゃった生徒さんもいます。これはこちらの声掛け不足として反省しなければなりません。生徒さんのモチベーション管理は学習塾の大切な業務です。
ではこれだけやれば無駄のない万全の試験対策かと問われれば・・・ウ~ン。。。
あまり指摘したくないのですが、もう一つ大きな要因があります。それは学校進度です。試験1週間前、ひどいときになると3~4日前に試験範囲を変更することがあります。これはちょっと酷ですよね。
実を言うと私自身も100%満足している試験対策はまだありません。それだけ難しいことだと思います。しかしそれを独学自力でやるのはもっと難しいことだと思います。