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816 環境 ~大切なものですよね!?~

816 環境 ~大切なものですよね!?~

相当以前の話ですが、ある生徒さんからこんな話を聞きました。非常に興味深い話です。

その生徒さん、公立中学生で学校はA~Dの4クラス編成でC組でした。公立中学校には年に数人、転入生があります。その学校ではA組から割り振られるそうですが、C組は飛ばされてD組へ・・・となったそうです。

そのことを担任の先生に詰問したところ、先生は目も合わせずに『朱に交われば赤くなるって知っている?』と言って黙り込んだそうです。

その生徒さんからは従来よりC組はクラス崩壊を起こしていたことは聞いていました。恐らく学校側はその環境を踏まえての措置で、担任の先生は暗にクラスの状態を非難した・・・と言うところでしょうか。

 

確かに学校側の判断は致し方ないところはあるのではないでしょうか。しかし担任の先生がそれを言っては・・・それ以降のクラス運営は生徒対担任、と言う構図がより鮮明になってしまったそうです。

学校の先生としては『クラスの状態が良くないから』と指摘したかったのかも知れません。もしそうなら言葉が少し足りなかったのではないでしょうか。『転校生を迎え入れられるようにクラスの状態を改善させよう』と呼びかけても良かったのでは。。。

 

公立小中学校は環境を選べない、このことは大人が思っているより重大な事実です。自分の望む環境ではないことも多いと思います。それなら与えられた環境でどうするか考える必要があるのではないでしょうか。

その上で高校・大学は望む環境にと考えて受験勉強に取り組むのも一手段です。『物事に一生懸命やれる環境』を勝ち取ることはその後の人生において大切なことだと思うのです。

本章は次章に続きます。