遅刻については『⑲伸びる生徒、伸び悩む生徒』でも言及していますが、重要な問題と認識して欲しいと思います。なお、何らかの疾患を伴った場合は除外してお読みください。
高校受験において成績評価(9教科の5段階評価)や生活の記録(いくつかの項目に丸印があるもの ○の数が少ないと審議対象となる学校もある)などと同等に評価されるものが出欠状況なのです。その中でも遅刻が目立つものについては厳しいチェックをする学校が大多数です。
文章で評価されるもの(『当該生徒はリーダーシップが強く、毎日○○してクラスを団結させた』など)は数値化しにくい(比較しにくい)のに対し、遅刻欠席は数値として出されるため比較しやすいことも一因と思われます。
審議する学校の言い分として『体調が優れなければ休みになるはず。朝休んだら体調が回復することもあることだがさほど多くはならない』という見地です。言い換えれば『遅刻は怠惰のため』『遅刻する生徒は生活習慣が出来ていない』という見方をされてしまうのです。
以前、成績は十分に足りていたにもかかわらず、遅刻数の多さに推薦を受けてもらえないケースもありました。たかが遅刻で後悔することになるのです。
逆に『3年間無遅刻無欠席』について入学試験で高い評価をする学校もあります。裏を返せば『基本的生活態度の充実した生徒』を期待する学校は少なくないのです。
遅刻や欠席の日数に対して明確なラインを引いている学校もあります。詳細は教室までお問い合わせ下さい。そして何より大切なことはいらぬことで遅刻欠席はしない生活習慣を身につけることだと思うのです。