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805 繰り返し学習の重要性

805 繰り返し学習の重要性

新学期を目の前にして生徒さんは新しいことに目を向けがちです。はやる気持ちを考えればごく普通なこと、健全なことです。新しい学年に進級・新しい学校に進学する喜びを率直に感じることが出来ます。

そんな中、勉強内容を一新する機会でもあります。これは学年が上がれば必要なことです。しかし反面ではこれまでの学習範囲に漏れがあったら・・・そんな点にも目を向けなくてはなりません。

 

実はこの話題、学年が上がるから必要な話、ではありません。一年中大切な話だと思います。大切なことはきちんとチェックする・繰り返す、これらを軽視してはいけません。

よく、小学生で『小数のたし算ひき算が出来るようになったのでかけ算わり算に入った。かけ算わり算が出来るようになった頃、たし算ひき算が分からなくなった』『小数の計算が出来るようになったので分数の計算に入った。分数が出来るようになったら小数をすっかり忘れていた』ということが起こります。

これらを同様に繰り返していけば永遠に学習単元は先に進めることが出来ません。それを防ぐには工夫が必要です。小学校の低学年なら進める単元8割復習単元2割で振り返り学習を取り入れる、小学校高学年以降は宿題に復習を取り入れる等々。。。

これらはご理解頂きやすいように学年で区切りましたが、厳密に言えば個人で異なります。やれる生徒さんか手伝った方が良い生徒さんかをきちんと見極めなくてはなりません。

これらが完成していく中で学習に対する自信が生まれてくるのではないかと思っています。だから『まぁ、復習だから・・・』などと言う軽い扱いはしません。やるからにはきちんと確認することが大切です。