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780 教材の使い方

780 教材の使い方

教材は小中学生や高校生、大学生にとっても非常に大切なものです。出来ることなら一字一句覚えたい気持ちは痛いほど分かります。ドラえもんの暗記パンがあれば・・・そう思ったのは私だけではないはずです。

 

教材の分類はいくつか行なわれています。主教材副教材、これは主教材で大まかなことを学び、副教材で補強します。教科書とドリル、と表現すれば解りやすいと思います。

通年教材季節教材という分類も出来ます。一年を通して学習するものと季節(特に季節講習)に集中して学習する物という分類です。

また、受験直前には傾向問題集が必要になります。これは毎年更新されるもので受験直前期には必携となります。やり抜くことによって出題傾向・出題形式が分かり、本番で戸惑うことも減ります。

 

一般に問題集・教材はどのように扱われているのでしょうか。多くの場合、一度解いたら正誤に関わらずそれで終わりとしている小中学生が多いのですが、それでは不十分です。勿体ないと言っても良いのでは・・・

従来より『予習・復習』という言葉があります。それに授業を加えると同じ箇所を3回演習することになります。それくらいやることは必要ではないでしょうか。

また、解けた問題・解けなかった問題・間違えた問題などをきちんと分類しておくことも大切なことです。特に2度3度と間違いを繰り返してしまうものは早々にその原因を探って解決すべきです。

問題冊子と同様に解答解説冊子(問題と一緒のものもあります)も大切です。ただ答えあわせをするだけの道具と思っていませんか!? 解答解説には正解を導き出すための注意点や解法が書かれている宝の山なのです。

 

学生にとっては新しい教材や新品ピカピカの教材の方に魅力を感じることはよく理解しています。しかしそれだけを追いかけるのは無駄の極みです。繰り返し繰り返し読み・解き・理解することでキミだけのテキストになるのです。

 

ここからは蛇足ですが・・・皆さんがアテにする解答解説、時として間違えていることがあります。主教材・年間教材として使われるものは殆ど見ないのですが、毎年更新されるされるような教材は制作に時間を掛けられないこともあり、時として・・・

だからこそ、解答解説も意味を考えてきちんと読み込まなくてはならなのです。それが出来るようになればその学力はホンモノだと思うのです。

そうなると解答解説も信じられなくなりますが・・・ご安心下さい。そのような件は数年に1度あるかないかです。解答解説を見て納得できない時は遠慮なく質問して貰っています。