この時期は中学受験・高校受験・大学受験の受験生にばかり目が行きがちですが、他学年の生徒さんを放っておいている訳ではありません。中学1・2年生も受験をしない小学生も大切な時期ですから。。。
特に中学1・2年生は2月上旬に学年末試験を控えます。この試験、他の定期試験より大事・・・と言って良い試験です。学年評定、つまり入試内申が決まる試験ですから軽視する訳にはいきません。
この時期、以前は例年のように対策の方法を間違えてしまう生徒さんが散見されました。必要以上に難しい問題に時間を割き、基礎項目の確認を怠ってしまうのです。その原因を考えると。。。
これは恐らく教室の熱気によるものだと思いました。その時期はどうしても受験生の取組みが目立ちます。受験生の先輩方が難問に取り組んでいる、それなら私だって・ボクだって。。。と思うのは自然です。
しかし、入試問題と定期試験は対策自体が違います。ましてや基礎を積み重ねた時期を乗り越えた受験生と中学1・2年生はやはり違います。そうした背景を無視して難問に取り組んでも効果は薄いのでは。。。
また、1年間学んだ全てを範囲にする教科もあるため、一ヶ所に固執してしまうと対策できなかった範囲の方が広くなってしまうことも起こります。そうしないためにもポイントをきっちりと絞ることが大切です。
定期試験で大切なことはいかに全範囲をもれなくカバーするかです。しかし、範囲が広すぎる場合などはそれが出来ません。それなら重要ポイントや過去によく出題された範囲をもらさずに押さえることが次善策と言えます。
また、普段の試験対策を再度点検することも大切です。それまでの定期試験でみんなが出来ているのに自分は間違えてしまった問題が多いあなたは発展問題を一切捨てて基礎だけをきっちりと見直しましょう。
英語なら基本構文と新出単語、余裕があれば準拠教材(学校ワークなど)だけを繰り返しやりましょう。これを3回転やり切れれば恐らく7割前後の点数が取れる筈。
数学なら学校ワークの左ページだけなら自力で解けるようにすれば6割程度は取れる筈です。自力で解けるようにならない・・・そんな時は繰り返しやれば必ず出来るようになりませんか!?
国語は・・・理科社会は・・・と挙げればきりはありません。中学1・2年生にとっても大切な時期の学習となります。きちんと目標を掲げ、それに辿り着くにはどうすべきかを考えて取り組んでいきましょう。