2022年4月より成人年齢が18歳に引き下げられます。18歳と言えば高校3年生、多くの18歳は制服で成人を迎えることになります。

一方で成人式はどうなるのでしょうか。多くの自治体では従来通り20歳を迎える年度に実施することが見込まれています。

18歳ではなぜ成人式が行なわれないか、これには大学受験が大きく影響しています。成人の日は例年1月第二月曜日、そして大学入試の大きな柱である大学入試共通テストは1月第二土曜日とその翌日の日曜日です。

例年成人の日前後の大学受験生は目の色を変えてテキストに挑んでいます。そんな中で成人式式典に参加は現実的ではありません。お祝いムードどころか受験生にとって邪魔そのものです。

 

前述の通り、成人式として区切りを付けるのは20歳を迎える年度とする自治体が殆どです。それでは18歳で成人なのに20歳で成人式の問題点は｡｡｡？

多少なりとも問題を挙げるならそれは自覚の問題です。成人が負う責任、得る権利などが曖昧になってしまうように思います。

『18歳になってもう成人だけどまだ高校生だから｡｡｡』という意識が強く残るのではと思います。結果として高校卒業後も20歳を超えてからも成人の自覚を持てずに･･･となることを危惧しています。

 

それならいっそのこと、成人の日そのものをずらすことも一案です。高校卒業後の3月20日ごろなら受験も一段落し、気候も暖かくなる頃です。1月の厳寒期より良いような｡｡｡

3月中下旬は新しい生活に向かっての準備や変化がある頃でもあります。そんな背中を押すための行事として成人式があっても良いように思います。

 

少し遅くなりましたが、今年も多くの卒業生が成人の日の晴れ姿を教室まで来て披露してくれました。本当にありがとうございます。そして･･･

成人式、おめでとう！ キミたちの歩む未来への道が明るいことを確信しています！