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769 受験前の接し方

769 受験前の接し方

塾とご家庭は綿密に連携を取らなくてはなりません。しかしご家庭に連絡を取るとどうしてもついでの話が長くなってしまい、申し訳ないな・・・と思うことが多いのですが・・・

受験前になると『どうやって声をかけて良いのか分からない』『魔法の一声ってありませんか!?』などのお話を頂くことがあります。いやぁ・・・困りますよね。

よく、受験のマニュアル(特に中学入試のマニュアル)などに『こんな言葉を掛けると子供のやる気が倍増!』のような記事がありますが、実際のところはどうでしょうか。。。

魔法の言葉、私はないと思います受験前にその言葉をお子さんに掛けると・・・等は非現実的。そんな魔法が一律に掛けられるなら塾や学校は要らなくなります。

 

ただ、私自身が大切にしていることは『受験前だからと特別なことをしない』ことです。普段の延長上に受験があることを意識します。それが伝われば生徒さんは受験前に取り乱すようなこともなくなります。

そして要らぬ験担ぎをしないこと。受験生はとかく験担ぎをしたがります。私自身もそうでした。その反省から余計なことで心に波風を立てぬよう験担ぎを排除しています。

 

時としてご家庭内で腫れ物扱いになってしまい、ご家庭の皆様が疲弊してしまうケースもあります。そうなってしまうといざというときに冷静な判断が出来なくなります。ご家庭の全ての皆様が受験の魔力に引きずり込まれぬような環境作りが大切だと思います。

そして受験の魔力に対抗できる力が普段通りの生活にあるのだと思います。そのためにも普通に接してあげて下さい。

実は受験生にとっても普通に接してくれることが一番嬉しいことだという声は非常に多く聞かれます。

ガンバレ 受験生!