こてはし台中学校1・2年生の皆さんがベストを尽くして戦う学年末試験は早くも残り1ヶ月を過ぎました。試験日は2月9日(水)・10日(木)です。年末年始や冬休みの慌ただしさでつい失念してしまう人も多いはず。要注意です。
学年末試験は他の定期試験とちょっとだけ異なる点があります。まず、建前上は範囲が違います。他の定期試験ではその直前2ヶ月ほどで学習した内容が範囲となるのに対し、学年末試験はその学年に学習した内容が試験範囲となります。
それでは実際にどのくらいの割合となるのでしょうか。後期中間試験(11月中~下旬)以降の範囲からは例年8割以上9割近い出題となります。数学は1・2年生とも100%が後期中間試験以降の出題、となる年も多いので前回以降の内容よりも現在学習している範囲を重点的に行なうべきです。国語も同じ傾向を示しています。
それでは逆に後期中間試験前の内容が出題されやすい科目はあるのでしょうか? これも統計が出ています。それは社会です。これは最近の傾向として入試で融合問題が出されやすいことも関係しているのかも知れません。
地理は既習内容、歴史は直近で習った内容で融合問題を作る、そんな出題がちょこちょこ見られます。また、時事問題と地理歴史を融合させる問題も時折見られます。
面白いことに前期の中間期末試験や後期中間試験と較べると既習内容が出されるのは圧倒的に学年末試験、と言うところは興味深いことです。学校の先生方も『既習内容の全てを!』とお考えになっているのかも・・・!
もう一つ異なる点、これは少し脅かすような内容ですが。。。前期中間期末試験、後期中間試験はいずれもちょっとだけ失敗しても取り返す機会は全ての中学1・2年生に与えられますが。。。
お察しの通り、学年末試験は『次に取り返す!』が出来ません。なぜならこの試験で学年評定が確定してしまうからです。1年生の失敗を2年生で取り返す、は基本的に出来ません。
現在の千葉県公立高校入試では各学年ごとに評定を出していきます。9科目3年間5段階で内申の満点は135点です。多くの高校(K=1の高校)では『通知表3』と『4』では入試本番の点数も1点違うことになるのです。
お兄さんお姉さんのいない中学1・2年生諸君からは『知らなかった!』という声も多いはず。しかしそれを知らないまま受験を迎えるのは賢策ではないと思います。それなら早目に知って対策を取るべきですよね!?
中学校生活は勉強ばかりが大切ではないと思います。しかし勉強を疎かにして良い理由はないのです。それならメリハリを付けてやるべき時を見極めましょう。