今回は授業中の雑感です。ちょっとずっこけた話も含まれますがご容赦下さい。
当教室の授業進度は個別指導としては相当早いほうです。偏差値50くらいの高校を狙う受験生でも学校進度を大きく追い越して進めます。結果として学校では終わらなくても塾ではしっかり終わっているので受験当日に呆然とすることはなくなります。
そんなことも踏まえながら授業を進めていると中3の生徒さんから『センセー、ここはもう学校でやってるよ!』とのこと。学校の先生方も受験に向けて頑張っているのだと思いました、が・・・
私 『じゃあ、こんな問題は解ける? 基本問題だけどNoヒントでやってみよう』
生徒さん 『・・・』
これ、この生徒さんだけではなく他の生徒さんも同じ反応です。さすがにおかしいと思い、詳細を尋ねました。すると衝撃の、しかし納得の事実が・・・
つまり、学校の授業では飛ばし飛ばしで授業を進め、終わらせた事実だけを作ろうと進めているのです。解らないところを質問してもざっくりとした解説しかなくて、解らない生徒さんは余計に解らなくなっているそうです。
2020年度なら仕方ないと思います。学校が2~3ヶ月機能せず、塾で補完できた生徒さんと何のケアもなかった生徒さんの差も問題となりました。そのギャップを埋めるだけでも大変でした。しかしその翌年なら・・・
中学校だけでは中学校の教科書内容が終わらない、そんなことを言われ続けて久しくなります。しかし改善のめどは全く立っていないように感じます。
日頃から思うのですが、5年に一度の教科書改訂では内容云々も大切ですが、学校授業だけで教科書内容が完結できるような工夫をすることも同等に大事なのではないでしょうか。
もし、教科書内容が終わらないことに不安を持っている中学3年生がいたらぜひLS WILLまでご連絡下さい。他の多くの学習塾ではこれからの中学3年生入会は厳しいかも知れません。しかしLS WILLでは大歓迎します。
目の前の受験をどうやって克服するか、一緒に考えましょう。