令和三年度入試から千葉県公立高校入試日程が2日間に変わりました。その他にも前期後期一本化など大きな変革があったのですが。。。
この2日程への変更、受験生の負担を考えてとのことですが、私が思うに実は負担になっている面もあるのではと思います。それは・・・
前章で朝型生活への移行をお話ししました。本音を申し上げますと私自身が完全な夜型人間です。それでも午前中の早い時刻に大切な打合せが入ることがあります。
そんな時は1日であれば生活リズムを崩さずに1日だけ睡眠時間を削って・・・という怪しからん方法で対応します。その方が楽だからです。中学生の定期テスト朝勉強会などはその最たるものです。
しかし、それが2日連続となれば話は違います。2日連続で睡眠時間を削ることは生理学上も脳科学上も著しい機能低下が見られるそうです。つまり『1日ならOK、2日になるとダメ!』なのです。
2日間、そう、これが千葉県高校入試日程なのです。ちょっと気になりますよね!? 試験日程は1日目に国語・数学・英語、2日目に理科・社会・学校独自課題となります。
比較することがナンセンスなのですが、平成31年度入試と令和三年度入試で5科目の平均点を較べると国語・数学・英語が上がり、理科・社会は下がっています。これは偶然でしょうか。
『1日目は無理をしたが前年より科目数が減ったから負担減』『2日目は無理が続かず集中できなかった』と読めないこともないのです。
比較することがナンセンス、といいながらも5点近い点数の変動を示す科目もあります。それらを勘案するとこれまで以上に朝型への移行は大切なポイントになるのではないかと思います。