何だか微妙な数字が表題となっています。この数字は何でしょうか。『テストで出来なかった問題?』それは98%、99%の問題はきちんと解けている? それは素晴らしい。しかし違います。
私の得意料理における塩加減? 良いところを突いているかも知れませんが、私はもう少し濃い味の方が好みです。
おふざけはこの位にしましょう。上記の数字は当教室で週1コマ受講した場合の授業時間の占有率です。
1週間は60分×24時間×7日、10,080分です。中学生が週1コマなら120分です。
120÷10080=0.0119047・・・、百分率に直すと1.19%です。
小学生が週1コマなら100分です。
100÷10080=0.0099206・・・、百分率に直すと0.99%になります。
学習塾関係の先輩に話を聞くとこれらは塾にとって都合の悪い事実だそうです。『週1回塾に通っているから大丈夫!』と安心する心理に背く事実になるからです。
1%前後の数字、例えばこれがくじの当選確率だったらどうですか? 選択肢問題だったらどうでしょうか。もっとも選択肢が100個ある問題、というのはあまり聞いたことがありませんが。。。
しかし・・・私はその週1回通塾でも効果が限定的とは考えていません。週1回の通塾でも定期テストでコンスタントに400点を超える結果を得られるようになった生徒さんをたくさん見ています。
これを『意識の問題だから』としてしまうのはあまりに短絡的です。そうではなく、『他の時間に影響を及ぼすことの出来る1%』を心掛けています。
今年の小学生は~偶然だと思うのですが~文字が少し雑な生徒さんばかりです。学校の先生もさじを投げているような。。。しかしそこで私まで言わなくなったらおしまいだと思うのです。
繰り返し粘り強く声がけをし、時には書き直しを命じながら改善を試みています。
現状ではまだまだお世辞にも・・・という段階ではありますが、全ての生徒さんは文字を書く意識が改善し始めたのではないかと思います。
これも『1%に満たない時間で・・・』と諦めてしまえばそれまでですが家庭課題(宿題)にまで目が届けばそれなりに改善できるものではないでしょうか。
もちろん、週1回より2回・3回の方が効果は期待できます。しかし0回より1回、これこそが一番大事な一歩なのではないでしょうか。
そして私が心掛けていること、たった1%の時間ですが濃縮された時間にしたいと常々思っています。それが叶えばほかの99%の時間へも影響を与えることが出来ると思うからです。