国語の読解と聞くと大体2つの意見に分かれます。『日本語で書いてあるから分かるよ』、『どの問題でもボヤッとした答えしか出ないから苦手』、中には『その両方!』という人もいます。
両方!と答えたのは中高生時代の私です。恥ずかしいことですが白状します。国語は感性で解く科目だと思っていたのです。それが間違いでした。
数学であれば方程式なら方程式を、図形なら図形を集中的に解きます。英語だって不定詞なら不定詞、現在完了なら現在完了を集中的に解きます。では国語は・・・?
実はここに落とし穴があります。国語だって同じことです。指示語なら指示語、段落なら段落の問題を集中的に解いて解き方のメカニズムを知ることが大切なのではありませんか!?
残念ながら学校授業ではこれを要求出来ません。なぜなら指導要領(国が『こうやって教えましょう・授業しましょう』と定めた先生用のマニュアル)にはそのような指導を奨励していないからです。
しかし、試験となればそんな形で出題するしか方法がありません。学校授業だけで入試に対応が出来ないのはこういった点が原因です。
これ、ある有名な問題集を執筆されている方から教えて頂いた学習方法です。この教材は教室でも使っています。正しい使い方をすればほぼ全ての高校入試に対応できると言っても過言ではない教材です。
問題を体系化することで自分はどのような出題が苦手か解ります。その上でその弱点を補強すれば十分に強化できるはずです。
また、過去問3~5年分の出題を体系化すればどのような傾向になっているかの判断が付けられます。それって・・・絶対に必要ですよね!?
実はこの内容、小欄でも何度も話題にしています。しかし題材にするごとに大きな反響を頂きます。それだけ国語の対策は難しいのかも知れません。
やみくもに取り組むことも必要なときはあります。しかしそれ一辺倒では限界があります。そうなった時、キミならどうやって打開しますか!?