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733 後期中間試験

733 後期中間試験

1・2年生の後期中間試験が終わり、結果も出揃いました。あとは学校より発行される個表で平均点、順位を確認するだけです。

今回も高いレベルで自己最高を更新できた生徒さん、また高いレベルをキープできた生徒さんがいます。反面、次回の後期期末試験へ課題を残す生徒さんもいます。

中学2年生にもなるとこの結果が入試に反映されることを十分に意識できているようです。しかし、だからこそ落とし穴にはまってほしくないのです。落とし穴とは・・・?

 

中学生、特に1・2年生の段階では『学年順位=全県レベルの順位』と勘違いしがちです。また、学年平均に至っていれば全県偏差値50なのではないかと。。。

これ、残念ながら正解ではありません。学校ごとのレベル(あまり口にしたくない言葉ですが。。。)で考えなくてはならないからです。また、学校ごとに句切っても学年によって到達レベルが違っています。

従って全県レベルの模擬試験がない中学1・2年生の判断は非常に難しくなります。5科目500点満点で400点を取っていても中3の夏休み明け模試で偏差値50に届かない、こんなことはざらにあるのです。

 

別の話になりますが、高校の先生方に話を伺うと興味深い話が聞かれました。『学校の評価である偏差値は変わらないけど、新入生のレベルはどんどん上がっている気がする』とのこと。

これを裏付けるように模試業者のご担当からは『問題レベルは年々難化しているのですが平均点は下がらなくて。。。』とのこと。

これらの対応準備をしていないと中3の夏休み過ぎから本格化する模擬試験結果を見て愕然とするのは当然、となってしまいます。残念ながらそれが現実です。

 

他者と隔絶された環境で進化・変化していくことを『ガラパゴス化』と揶揄する隠語があります。もしかしたら中学校はそのような環境下にいるのかも知れません。

もしそうだとしたら中学1・2年生ももう少し取組みを強化すべき思います。少なくとも偏差値50以上の学校を目指すなら最低でも定期テストで400点、それ以上に対しても目標を掲げ直させる必要があります。

 

今時の中学生、多くの生徒さんはスマートフォンを所持しています。そんな中であなたは旧式携帯電話、いわゆるガラケーを選択しますか?

それと同様のことが高校受験でも起こっています。結局は早々に対応を取るしか対策はありません。自分の進路を『選びたい』と思っている中学生は準備を始める時期なのではないでしょうか。