中学生数学、この時期が大きな岐路になっていることは余り知られていません。中学1年生では比例反比例から平面図形・空間図形、中学2年生では一次関数から平行と角・三角形と四角形、中学3年生では二次関数と相似な図形、さらに円と三平方の定理などが続きます。
いずれの単元も従前までの計算すれば答に辿り着くものではありません。それだけに中学生の秋から冬は数学嫌いが増えてしまう時期にもなっているのです。
これは学校定期試験結果を見ても明らかです。前期試験(6月・9月)より後期試験(11月・2月)の方が点数の分布幅が大きくなる傾向があります。ウ~ン・・・
折に付け生徒さんに『学校授業の感想』を聞くことがあります。特にこの時期はよく解っている生徒さんでも『予習をしなくては授業が解らず、復習をしなくては納得できない』様なことが続く傾向にあります。1日2日であれば何とかなりますが毎日毎日、しかも他教科もとなればなかなか難しくなります。
学習塾側から見ると意外にも小さなポイントを見落としているだけで・・・といったケースが多いように感じます。それが積み重なって『数学、解らない。だから嫌い!』となっているように思います。
先日も中学3年生から『二次関数は解るけど一次関数が解らない!』といった質問が上がりました。その質問、図示して解説するまでもなく、式を2~3個書いただけで解決しました。要は考え方とポイントです。
しかし、こうやって述べてしまうと『数学嫌いなら塾でコツを教わってください。そうすれば全て解決します!』となってしまいます。しかし、現実問題として通塾が出来ない中学生もいます。そんなケースならどうすべきでしょうか!?
まず、予習と復習について。復習に重点を置いて学校ワークを活用します。学校授業進捗と同じ進度で進めていきましょう。これは定期テスト前に提出となることが多いので一石二鳥です。
予習をしなくては不安・・・との声も上がるかと思いますが、予習は最低限にします。例えば学校で進むであろう範囲の教科書読みだけに留める、とか。。。
数学に関しては予習より復習に重点を置く方が効果が出やすい教科です。それぞれの科目特性に沿って進めていくこともポイントです。あっ・・・、こう書いてしまうと『勉強の仕方も塾で教わってください。。。』となってしまいますね💦