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17 中学受験はすべき? それとも…

17 中学受験はすべき? それとも…

平成20年をピークに受験率が下がってきた中学受験も平成27年度入試を底として徐々に回復の兆候にあります。それと同時に最近再び注目を浴びるようになっているようにも感じます。

中学受験は高校入試や大学入試と較べて対策によって大きな違いが出てしまう受験です。なぜ大きな差が出てしまうのでしょうか。この答えは明白です。枝葉のことは別として、高校受験は公立入試問題が、大学受験はセンター試験問題が基準となっています。対して中学入試は基準となる問題・入試がありません。従って行きたい学校の出題傾向をきっちりと読み切った上での傾向に沿った対策立案が必要になってくるのです。また、併願作戦についても偏差値最優先で決めがちですが、出題傾向が似た学校を選択することが求められてきます。こうすることにより受験の無駄を大幅に省くことが出来、さらなるステップアップが望めるようになるのではないでしょうか。

以前入会された生徒さんで『公立中高一貫校と私立中学(千葉の御三家クラス)を受けて全滅だった』という中学1年生をお預かりしたことがありました。聞くところによると小学生の頃は大手の塾に通っていてその塾の教場長に『この偏差値ならこの中学(公立中高)とこの中学(私立のトップクラス)は堅い』と言われて受験したそうです。ここまでご説明すればお察し頂けるように受験直前はパニックになるほど多方面の対策をやっても効果が出ず、また、滑り止め校(言葉は悪いのですが)の受験もしなかった(させなかった?)ために公立中学校に不本意入学したという結末でした。ただ、この生徒さんはこの悔しさをバネにして一点の悔いもない高校受験生活を送りました。第一志望の高校に行けたこと、そしてその学校で勉強や部活動など精一杯取り組めて充実していることは結果論として良かったのかと思います。

私個人の考えでは中学受験に対して是でも非でもありません。生徒さんがどんな未来を欲しているか、その上でご家庭はどのような考え方なのかを踏まえた上でのご提案となります。また、『入学時の偏差値が同じ偏差値だから同程度の進路?』という間違った考えについても諸々ご提案いたします。さらに学校独自の得意進路(文系・理系はもとより同じ理系でも『工学・理学は得意だが化学や医療系はダメ』という学校もあります)についても将来の夢と照合して進路を選定することをご提案いたします。もちろん、『将来像はまだ決まっていない。だから間口の広い・選択肢の多い学校に行きたい』というご希望にも対応します。