見直しをするのは当たり前、これは全ての生徒さんが異口同音に言うことです。しかし、殆ど全ての生徒さんは見直しの方法を知らないように思います。見直しは試験テクニックの中でも特に重要な要素になりますので是非とも身につけて欲しいと思います。
また、見直し方法は科目ごとに方法が異なります。その科目の特性を活かした見直しがより効果的な見直しになります。たとえば、算数・数学の計算であれば『問題⇒答え』なら『答え⇒問題』が成り立つところに注目しましょう。
(例題) A君は1個100円のリンゴと1個80円のミカンを合わせて15個買いました。代金は合わせて1300円でした。A君はリンゴを何個買ったでしょうか。
(解説) これは中学受験生ならつるかめ算、高校受験生なら連立方程式(一次方程式でも解くことが出来ます)で解く問題です。解法は割愛しますがリンゴは5個が解答となります。この見直し方法はどうしたら良いでしょうか。再度同じ方法で解き直すのがいいのか、それとも別の方法…?
ここで上記にある『答え⇒問題』を活用するのです。リンゴが5個ならミカンは10個、それぞれの代金は100×5=500、80×10=800、つまり500+800=1300となるので解答は正しい、と言えるのです。見直しの計算は…暗算でもOKだと思います。
国語や理科社会、英語にも一定のルールに則った見直しの方法があります。詳しくは教室でお話しします。