本章はこてはし台中2年生で今回の数学試験結果が厳しかったキミに読んでほしい内容とします。どうか最後まで読んで下さい。
数学の嫌いな中学生に『どの単元が嫌い?』と尋ねると関数と図形が圧倒的多数となります。特に関数は昔から、私たちが中学生だった頃から不人気単元でした。
今回のこてはし台中前期期末試験でも2年試験範囲となり、出題もされました。基本問題でしたがなかなか厳しい結果だったようです。
では、次回の試験対策はどのようにすべきでしょうか。
教科書改訂の影響は多少ありますが、2021年度の中2進度は前年と同じような進み具合です。そうなると前年内容も十分に参考とすべきです。
2020年後期中間試験は関数と図形(平行と合同)が範囲でした。このテストでは既習範囲の計算問題が一切出されず、大問1からいきなり一次関数の求値問題でした。平均点は63点、問題内容からしても予想以上に低いものでした。
ウ~ン・・・
関数の演習でまず注目しなくてはならない点は直線式(中3になると放物線の式、になります)とグラフの関係です。問題を解くに当たって式とグラフの両輪を意識して解かねばなりません。
教室ではどんな問題であろうがグラフを書かせます。それはメモ書きのようなもので十分です。きちんと書きたいならグラフ用の方眼紙を配布しています。
グラフを書いたら上がりグラフか下りグラフか、y切片はプラスかマイナスかを確認させます。これだけの作業で正答率がググンと上がるのです。
時間の限られた試験中でも十分に出来る工夫ですが、生徒さんにこれをやらせると自分が出来るようになってビックリしています。更には座標を書き加えさせるなど細部を詰めれば相当高度な入試問題にも対処できます。
しかし、学校の授業ではなかなか対応がされません。やはりその一手間を掛けさせる時間が足りないのです。これって残念なことだと思うのです。数学がパズルのようにワクワクしながら解けることを教えてあげないのですから。。。
今回は数学を例に挙げましたが、どの科目にも『興味を持って面白く解ける方法』はたくさんあります。そんなネタを一つでも持ち帰ってほしいと思っています。