最近入会した小学生、言葉の知識に四苦八苦しています。特に敬語に取り組むときは『???』が頭から数限りなく飛び出している様子が見えるようです。
昨今の世の中は『友達のような親子』『ただ優しいだけの大人』が増えすぎているようです。習いごとに通わせても『先生は敬語、子供は友達と話しているような・・・』という風景が当たり前に見られます。
しかしそれだけで敬語が全く身に付いていな理由にはなりません。よく世の中を見ていると敬語を含めた正しい日本語が風前の灯火となっていることに気付かされます。
それは学校や家庭と言った狭い中だけの話ではないようです。テレビで氾濫する『ら抜き言葉』や『連用形+体言』などの誤用、これらが日常的になっている状況では正しい日本語を覚える価値が怪しくなります。
これらは言葉のプロであるアナウンサーにも非常に多く見られます。残念ですが。。。現状では改善の余地がないようです。
また、言葉のプロであろう芸人の日本語、これは支離滅裂です。中には『正しい日本語だと笑いを取れない』と考えている輩もいるようです。誠にもって怪しからん話です。
また昔話になってしまいますが、親しくお話を伺う機会があった落語家の五代目柳家小さん師匠はお弟子さんの言葉遣いには非常に厳格な方でした。話芸のプロとして高い矜恃をお持ちであることが伺える話です。
標記の小学生、ご家庭の理解もあって『家でも敬語を使おう』となったそうです。非常に明るいご家庭と言うこともあり、笑顔で切磋琢磨している様子が思い描かれます。ガンバレ!