例年夏休みスタート前後の一週間ほどの期間、部活動を熱心にやっている中学3年生はなかなか勉強に目が向かない時期です。部活動の仕上げとして市総体があるからです。
この時期は・・・仕方ないのではないでしょうか。2年4ヶ月一生懸命取り組んだ部活動の仕上げです。この時期まで勉強のことを考えて・・・とはなかなか言いにくいものです。また、言ってはいけないのではと思います。
悔いなく部活動を終えることは受験への切り替えとしても大切なことだと思います。その頑張った経験が中学3年生のその後にも活かせるのではないかと思います。
受験業界では『高校のラグビー・サッカーは受験だけ考えると向かない競技』とされています。高校3年生の冬まで部活動が続くからです。しかし厳しい両立生活を過ごしてでもやりたいと思っているなら挑戦した方が良いのではないか、そんな風に思っています。
コロナ時代を経験した私たちは普段の生活の中にこそ幸せや充足感があることに気付きました。2020年度は部活動の締め括りも出来ないまま中学校生活・高校生生活・大学生生活を終えた先輩方がいます。
彼ら彼女らを見ていると『当たり前の学園生活を送らせてあげたいな』と思うのは自然なことです。その当たり前の延長に部活動があるのならそれもしっかり味わってほしいと思います。
そしてそれが終わったら頭を切り換えましょう。ここからがキミの受験スタートライン、これからはキミの将来に向かって自分自身を高めましょう。
一つアドバイスをするとしたら『切り替えたら早目に取り組むこと』です。時間は無限ではありません。残された時間を大切に!