学校の先生にとっても我々学習塾運営者にとっても授業準備はとても大切なことです。しかし、学校における授業準備と個別指導の学習塾における準備は少し性質が異なります。

授業進度と教務ポイントをあらかじめ設定して授業に臨むことはもちろんです。ここは恐らくどこの学校の先生も、そして他の学習塾の先生もなさっていることと思います。

私は他に『三つの話題』を用意することを心掛けています。これは以前参加したセミナーで講師の先生がコミュニケーションのためには必要なこととして示されたことです。

生徒さんからしても毎回代わり映えしない話題では飽きてしまいます。部活のこと、学校の友達関係、ご家族のことなどを出来るだけ喋って貰う機会を作ろうと心掛けています。

これ、あまりお行儀の良いことではないかも知れません。しかし緊張の面持ちで問題に挑むのとリラックスして実力を発揮できるようにするのでは授業の充実度も違うようです。

また、学校で進路についてこんな話があった･･･と言うような話を聞き漏らさない手段にもなります。何でも話し合える関係作りというと少し偽善的な感じもしますが、手段として必要なことではないでしょうか。

ただ･･･

ご家庭の様子などを伺ってしまい、面談時にお母様から『うちの子はそんなことまで喋ったんですか！？』と呆れられることもあります。勿論のことですが、程々に･･･を心掛けています。