中学2年生は中だるみの時期と言われます。また、成績に差の開く時期とも言われます。
当教室でも過去に中1には堅調な成績推移をしていた生徒さんが中2に入った途端に急落したことがあります。それらは原因がありました。
ただ単に中学2年の学習範囲が難しくなっただけが原因ではありません。学校では受験生である中3生や新入生である中1生に注目注視が集まりがちです。
部活動でも中心的役割を果たす中3生と新入部員である中1生との狭間で身の置き場所が狭くなります。こうなると気持ち次第・日々の過ごし方次第で差が付いてしまいます。
また、勉強面でも中1の期間に我流の取組みをして結果が出ないと中2では諦めてしまうケースが非常に目立ちます。その状態で中3になって慌てて塾を・・・となるケースは非常に多いように感じます。
でも、中2の間に、それも出来るだけ早いうちにそれらを改善できれば中3(つまり受験生)になって負う負担は半分以下になると言っても過言ではありません。
前置きが長くなりましたが、これらが顕著に表われるのが国語です。中2国語は勉強の方法やポイントさえ間違えなければ怖くありません。
今回の試験では詩歌・小説文・古文・言語事項が主な範囲となる見込みです。そのうち、古文は絶対に外してはなりません。中3国語でも述べましたが、古文は点数の読める単元です。
古文は今回、枕草子が範囲となります。これは学校授業で暗唱テストまで行なう範囲なので本文はきちんと押さえられているはずです。その上で細部(『山の端』『山ぎは』の違い、『あけぼの』『つとめて』の違いなど)を文章だけではなく絵画的に理解することも重要です。
歴史的仮名遣いや省略、似て非なる表現なども本文全体をノートに写し(コピーでもOK)どこにそれがあるのかを朱書きすることも良い方法です。
言語事項は単元別漢字を含めてやったかやらなかったかだけの差だと思います。従って・・・やらないという選択肢はないはずです。繰り返しやればそれだけキミの力に、得点になるはずです。
本章は長くなりましたので、詩歌・小説文の取組みについては割愛します。
しかし・・・先日も生徒さんに言われてしまったのですが、『センセーは古文になると目の色が変わるよね』って・・・ でもこの面白さを少しだけでも伝えられればって思っています。