中学2年生のこの時期、保護者の方々にとって少し大変な時期ではありませんか? ご本人はまだ中学校は始まったばかりという認識でいることが多く、現実は夏休み明けの前期期末試験で中学生活が折り返しになる現実とギャップがあります。
そんな中で迎える中間試験、例年数学はあまり難問が出ていません。ただ、隠れた範囲がちょっと面倒です。直前まで気がつかずにいる生徒さんも多いのではないでしょうか。
隠れ範囲とは中1の積み残し範囲です。どうせたいした範囲じゃないから・・・と軽視すると直前になって大変な思いをすることになります。
空間図形と資料の活用は中1の積み残し範囲となります。資料の活用は範囲の半分ほどは授業実施がないようなのでそこは試験でもカットなのかなと思います。問題は空間図形です。
空間図形は厄介な後半部分が範囲対象になる見込みです。何が厄介かというと円すいの表面積と体積が上げられます。特に表面積はおうぎ形(苦手な人が多いようです)の運用を良く確認し、一カ所が解ることによりどこが求まるのか見直しましょう。
2年範囲では式の計算と連立方程式が範囲となる見込みです。
式の計算は『間違えなく計算できれば』『文章題・証明系問題はきちんと立式できれば』問題ありません。計算では特に『ー(○・・・)』のようにかっこの前に来るマイナス符号には注意です。
『文章題・証明系問題』は問題パターンが限られているので類別して解くことが出来ればさほど問題にはならないのではないでしょうか。
連立方程式は今の進度で考えると計算方法までが範囲になると考えています。計算そのものは難しくありませんが時として面倒な計算となってしまうことがあります。粘り強く臨みましょう。
計算方法として代入法と加減法があります。中にはどちらか片方だけ出来れば・・・と言う生徒さんも過去には在籍しましたが、両方使いこなせるような準備は大切です。同じ問題を両方の解き方で解く練習も効果的です。
中学2年生の前期中間試験は中学3年間合計11回(中3の受験直前後期期末試験は除いて)の5回目です。まだまだ始まったばかり・・・ですか!?