国語の対策をしない生徒さんは実は非常に多いのではないかと思います。『日本語で書いてあるから・・・』と甘く見ると大きな差となって表われます。
昨今話題になっているテレビドラマや漫画でも『読解には一定の解き方がある』ことが言われています。しかし、現状では大多数の中学生がその解き方を無視した演習をしています。
数学には公式があって、英語には定型文がある。それなら国語は・・・? そう考えるのは自然なことだと思うのですが、そう思う中学生は少ないようです。
まずは読解のテクニックを身につけて・・・と言いたいところですがそれでは時間が足りません。それなら学校ワークなどで問題となるべき箇所をきっちり見極めてそこの解き方を確認しましょう。
また、今回の試験範囲には古典(漢文)が含まれる見込みです。古典は苦手・・・と言う生徒さん方数だと思いますが、我々から見ると古典(古文漢文)の方が得点が読みやすい分野です。
得点を読みやすい、とは・・・?
これは実力通りの点数が出やすい・やった分だけ得点に転嫁できる、と言う意味です。ここはあまり大きな変動はないことが通例です。それならきっちりやってきっちり得点化することが大切です。
同じような意味で文法・言語事項(今回も含まれるようですが・・・)も同様に苦手意識の強い生徒さんが多く、我々にとっては得点が読みやすい単元です。
また、単元別漢字は言うに及ばずです。やった回数と得点が比例する、と言えば少しは頑張ろうと思ってくれるかな!?
冒頭で述べたとおり、中学生には国語の試験対策勉強の方法が浸透していません。方法論だけで得点が劇的に改善するわけではありませんが、少なくとも無駄な労力は大幅にカットできます。そこで出来た余裕時間で繰り返し取り組むべきこと(古典・言語事項など)をやることにより少ない労力で効率よい得点が積み上げられるのではないかと思います。