生徒さんに聞くと『学校ワークが一番面倒で。。。』という声はなくならないようです。続けて聞くと『解らないの、誰に聞いたら良いのかなぁ?』とのこと。
この生徒さん、実はまだ入会して日の浅い生徒さんです。私は『そんなの塾に持ってくれば良いじゃん』というと『でも・・・学校の問題をセンセーに聞くのはちょっと違うと思うんだ。』とのこと。
どうやら学校の問題は学校で、塾の問題は塾でと遠慮をしていたようです。そんな遠慮、いりませんよ。気兼ねなく塾に持ってきてください。
しかし、問題は・・・
学校の先生方にはワークの質問がしにくいようです。数学や英語は難易度別の出題になっていて難しい問題は結構全滅に近い生徒さんもいるそうです。そんな中で質問がしにくいのは厳しいですね。
確かに学校では教科書を進めることで手一杯、ワークの解説など出来ないという現実も理解します。しかし、定期試験の前には提出を求め、定期試験問題の多くをワークから出している現実を考えると・・・
そう言えば以前、併塾(塾を掛け持ちすること)の生徒さんから他方の塾で解らない問題が出されて困っていたので私から助言をしたことがありました。これ、結構頻繁にあることです。
後刻、生徒さんのお母様からご連絡を頂きました。。お母様曰く、『センセーのプライドを傷つけたのでは・・・』とのこと。
『いやいや、そんなことより解らないものをそのまま放置する方がいけないと思いますが?』『先方の塾はどういう考えで出題したか考える余地がありますが、あの問題(難関入試問題レベルでした)は解説して類題を解けるようにした方が生産的ですよ!』
『先方の塾にはお母さんからこちらで解説を受けたことをお伝えください。そうすれば食い違いはなくなりますから。』
お母様は電話口でただただ頷いていたようでした。お母様にその後の様子を伺ったとき、その問題は結局誰も解けていなかったそうです。
その後、その生徒さんはその分野に関心を持ち、延いてはその科目が好きになり、やがては得意科目となりました。これって塾を運営している中でしか味わえない醍醐味ですよね!?
難しい問題・解らない問題をじっくり悩むことも大切ではありますが、取組み方を知らないと時間の浪費となってしまいます。それならきちんと解説し、類題を演習する方がよっぽど生産的です。
LS WILLでは学校ワークの問題解説もきっちり行います。その上でワークの進捗管理も行ないます。そうすることにより定期試験に有利な準備が出来るのです。