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637 高校を知ろう!

637 高校を知ろう!

現中学3年生にメッセージを送るなら本来は『志望校を決めよう』とすべきタイトルかも知れません。しかし敢えて『知ろう!』としたのには訳があります。

『志望校を決めよう』としてしまうと高校受験生の9割以上が『自分の順位はこの位だからまぁこの辺の高校が偏差値的にも相応しいんじゃない?』という決め方をしてしまいがち、これが現在の中学校における進路指導の実態ではないでしょうか。

ウ~ン・・・

昨今はやりの『個性を伸ばそう!』と校是に掲げている学校でも普通にあります。しかし偏差値や校内順位だけで学校を決めて良いわけがありません。

偏差値はあくまで入試における目安です。言い換えれば中学3年生の1~3月における学力、しかも断面です。実質的な高校3年間は全く反映されていないことを考えないのかなぁ・・・?

 

それなら『この高校はこんな特色がある』『この高校ではこんな環境が待っている』『この高校を卒業するとこんな進路に進みやすい』など、高校3年間その後の進路を知ることの方が高校3年間を充実させられるように思いませんか!?

その中から興味を持った学校の入試方法や偏差値、入試倍率などを調べていくことが受験勉強の始まりです。そして現状と目標とすべき数値(偏差値や内申点など)のギャップを埋める努力が受験勉強なのです。

『そうは言っても私のボクの本当に行きたい学校は入試で果てしなく高い得点を要求するから・・・』と怖じ気づいているキミ、偏差値(つまり当日の学力検査得点)は努力すれば必ず上がります。は断言出来ます。

 

昨年も11月段階では偏差値で10以上足りなかった生徒さん、志望校(入塾当初からの志望校)に見事合格しました。これは決してギャンブルではありませんでした。綿密な学習計画を丁寧に消化した結果でした。

何よりその先輩、『この高校に行けば好きなことを思い切り出来る3年間が待っている』との思いで膨大な学習を消化し尽くしました。得点や内申点だけではない、強い魅力を持った志望校に対する憧れが日々の学習を推進する原動力になったのです。

 

大人でも子供でもただ単にやらなきゃ・・・で取り組むことと、大好きで大好きでたまらないからやろうとすることでは充実度も結果も違います。その充実度がより高いところを探すためにキミたちは高校を知らなくてはなりません。

そして何より・・・『高校3年間と高校卒業後を充実させるため、今一生懸命取り組もう!』と取り組む受験勉強はもの凄く充実した1年間だと思うのです。

ガンバレ! 高校受験生!