新学期が無事に始まり、小中学生の生徒さんやご家庭では一安心といった時期です。しかし、学校経営はまだまだコロナ禍を克服し切れていないのではないか、そんな風に思います。
少し前の話です。新学期の始業式を終えて塾に来た中学生の生徒さん、開口一番に『部活動がだいぶ縮小されてる!』とのこと。系統の似た(それほど似ていないと思いますが・・・)部活動は統合、人数の少ない部活動は新入生の募集停止などを耳にしたそうです。
今後は部活動に入っている生徒さんの方が少数派になるのではないか、そんな危惧も生まれてきます。しかしこれは仕方のない一面もあるのではないかと思います。
先生方はただでさえ多忙を極めている上で防疫にも腐心しなくてはならなくなった、そうなれば負担の大きい部活動を・・・となるのはやむを得ないのではないでしょうか。
しかし、そうなると部活動の大会についても大幅な見直しを行なわなくてはならなくなります。学校のクラブが減ることはそのまま中体連・高体連に加盟するチーム数が減ることを意味するからです。
考えられる措置として市中のクラブチームにも門戸を開き、一定の基準に達している組織には参加資格を与えるなどの対策も必要になってきているように思います。
メジャーな大会、例えば高校野球やサッカー、バレーボールには衆目が集まりますが、世間から注目されない競技も数多くあります。そのような競技がこのまま埋もれてしまうのは未来ある小中学生、高校生の未来を奪うことにもなるのです。
そろそろ市中のクラブチームにも部活動と同等の評価をすべき時期になっているのでは・・・ そして辛いばかりのコロナ禍を契機としてプラスに出来るものが一つでも多く生み出せればと思います。