column_archive_header_s
615 どこで集中する?

615 どこで集中する?

前章では集中力の継続について述べました。本章では更に踏み込んで『集中するポイントはどこか』について述べていきたいと思います。

前述の通り、集中状態を続けていくことは非常に難しいことです。従ってペースを変える・やっていることを変えるなどして集中力を継続させていくことは大切なことです。

その上でここは絶対に集中して欲しい・集中させたいポイントがあります。それは授業開始直後の10分間です。今日の授業内容のポイントを押さえ、いかに没入するか(させるか)を決定付ける時間だからです。

また、授業終了10分前も大切な時間帯です。ここで集中的に演習できるかどうか、そしてその完成度はどうか、それらは授業内容の定着が為されているかをチェックできる時間帯でもあるのです。

 

ここからは少し脱線しますが。。。
一方で、いくら集中することが大事と言ってもガチガチの緊張感に満ちた環境では却ってマイナスです。適度にほぐしていくことも実は大切なのです。

ある学習塾では『授業中に笑顔を見せるな!』と指導されているところがありますが、それは私の目指すところではありません。授業中に冗談を言ったら笑ってくれるような環境作りを心掛けています。

これ、詭弁(きべん:誤っていることを正しいと思わせるように仕向けた議論)ではありません。心理学・脳科学的にも『笑いは記憶定着促進に効果がある』と立証されています。科学的根拠に基づいているのです。

そして何より、生徒さんが意欲的に通塾してくれるような環境作り(笑顔溢れる授業、など)も大切なのではないかと思っています。

 

当教室では『集中!』と『笑顔!』の両立を目指していこうと思っています。