先日、ネット記事を見ていたらこんな相談がありました。この類いの話は決して稀なことではないと思います。そしていつも大切なことを見落としているように思います。
『小学校で九九の暗記テストがあった。うちの子は覚えるのが苦手で学校で一番遅かったそうだ。学校の先生から家庭でも勉強を見るように連絡があった。私は九九だけではなく漢字や英単語も幅広くやって欲しいのだがその要望は通らない。どうすべきか・・・』
これに対して
『九九は大切なところだからやらせなくては・・・』
『早い遅いで優劣を決めるのはどうかと思う。』
『九九だけではなく幅広くやるべきですよね。』
それぞれの意見は至極もっともなことですが、一番大切なことを見落としているのでは。。。お子さんの気持ち、です。こんな環境下ではお子さんが迷うだけです。もっと言ってしまえばお子さんが学校の指導を守れなくなる可能性もあります。
学校では九九を覚えろ、家庭ではそれを否定する、それではお子さんはどうすればいいのでしょうか。こんな場合、ほぼ100%のお子さんは親御さんの方に立ちます。当たり前ですよね!?
その結果、学校での指導(こんな問題はこうやって解きましょう/こことここは大事だから暗記しましょう、など)に従えなくなるのは目に見えていませんか!?
保護者の方々は『この先生は教え方が・・・』『あの先生はハズレ・・・』などとお子さんの前で批判することはくれぐれも慎むべきなのではないでしょうか。それはこれから新学期を迎えて新しい学校生活を迎えるに当たって大切なことなのではないでしょうか。