間もなく学年末、通知表が発行されます。学習塾では教務指導上どうしても必要となるので通知表を教室に提示して貰います。しかし、生徒さんにとってはやっぱり苦痛だと思うのです。
通知表はほぼ100%の生徒さんにとってネガティヴな話題なのではないでしょうか。自身の頑張りを数値化されてしまうことは大人だってあまり気持ちの良いものではありません。
最近の通知表は建前ばかりが並んでいるものが非常に多いように感じます。もしかすると定型文があるのかも知れぬ、そのような邪推までしてしまいそうなほど熱量を感じぬものとなっています。
『国語は特に頑張りました』というコメントがあっても観点別評価では『意欲・取組み姿勢:B』というかみ合わぬものもあります。ウ~ン・・・
通知表は先生方から生徒さんへの激励の手紙であって欲しい、これは私がこの仕事に就いてからずっと感じていることです。ここさえ改善出来ればもう一ランク上の成績が取れるよ、そんなメッセージがあっても良いように思います。
そうなれば生徒さんは今後の取組み指針がはっきりします。学校における指導指針もより明確になることでしょう。そうなれば大いなる学力伸長が望めるのですが。。。
しかし現状として『先生方は忙しい』の一言で論議さえ出来ない状態です。これって本末転倒ですよね!? 通知表が義務的・事務的に発行されるような状態は良くありません。
もしかするとこれも学習塾の社会的使命なのかも知れません。通知表を正しく読解し、今後の指針を立てることは非常に大切なことです。
もうじき通知表を貰うキミ、表面だけ見て一喜一憂せずに『これからどうするのか』をきちんと考えて欲しいと思います。保護者様においても数値だけで判断することのないようご配慮頂ければと存じます。
その上で『よく解らない・・・?』となったら当教室の学習カウンセリングをご利用下さい。