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609 より間違えにくい解き方は?

609 より間違えにくい解き方は?

解ってるのに間違えてしまう、『ついうっかり・・・』が改善されない生徒さんは意外にも多いことに気付かされます。そしてそれを軽視されてしまうことの多さを痛感させられることも少なくありません。

まぁ、人間ですからケアレスミスやうっかりを100%撲滅することは極めて難しいことです。私だってポカをします。でも、それを改善しようとすることが大切なのではないでしょうか。

 

小欄でも折に付けて話題にしていますが、見直し解き進める手順を少し見直すだけで大きな改善を生むことも可能です。意外に知られていないことなのかもしれません。もしかしたら学校の先生方にとっては当たり前すぎて話題にすらしないことなのかも知れませんが・・・

先日、中学生のウォームアップで分数の四則計算を見ていたときのことです。乗除(かけ算わり算)は『まずかけ算』を第一にやっている生徒さんがいました。そのまま掛けると数が途方もなく大きくなってしまいます。そこに落とし穴が生まれてしまうのです。

私はその計算を一旦止めて計算の手順を再確認させました。『まず約分をして数を小さくしてから計算した方が計算ミスは減るよね!? かけ算そのものも楽になるし。。。』その生徒さん、残りの問題はその方法を踏襲して以降全問正解、計算手順を変えただけでも効果はあるのです。

 

また、結構面倒な小学生の『円』、これは中学生になれば文字式が使えるので計算が相当楽になりますが小学生では『3.14』です。この計算も面倒ですが。。。

2つの円の和や差、それにおうぎ形が混じったりすると結構大変ですが、式の工夫で『3.14を掛ける』のは1回で済ませられることも可能です。これには『数式を構築する力』も要求されますが、計算自体が格段に早く出来るため、求められる力なのではないでしょうか。

 

これから新学期に向けて計算力が求められる時期になります。計算分野でもっとも気をつけなくてはならないことはケアレスミスです。それらを一つでも少なく出来る計算方法は一刻も早く習得すべきものなのでは。。。? LS WILLにはそのノウハウがあります。