先日、生徒さんから相談を受けました。
『センセー、高校卒業後って大学に行かなくちゃならないのかな!?』
『そんなことないと思うよ。将来なりたいものになるために必要なところで勉強出来るのが一番良いと思うよ。』
『専門学校も・・・ありかな!?』
『そりゃありだよね!』
聞くとその将来像にはご両親も大賛成で積極的にバックアップしてくれるとのこと。それならそれに向かって行くべきなのではないでしょうか。
その生徒さん、陰で一生懸命探してきたようで具体的な専門学校まで調べていたようでした。私はこの進路探しは非常に高い意味があるものだと思います。
先日千葉県立高校の受験が終わったばかり、学校だってまだそのような風潮にはなっていません。そんな中で自分の意志を持った進路探しは自分なりに悩んで考えたものだと思います。
しかし、具体的な目的地が出来てもその途中をどう過ごすかがまだ考えられていなかったので私から幾つか助言しました。専門学校だからといって決して楽な道のりではなかったからです。
その専門学校に確実に行くためにはどのような高校に行くべきか、そして高校3年間をどう過ごすべきかなどを話しました。その上で更に欲が出ることも考えられたのでそのための準備はどのようにすべきかなども話しました。
私は将来を見据えた取組み云々の他にもその生徒さんが勉強する意義を見いだせたことに頼もしさを感じました。大人からすると大したことはない話なのかも知れません。中学生に高校卒業後のビジョンを語るとはナンセンス・・・と指摘する向きもあるでしょう。
しかしLS WILLは偏差値に囚われない進路指導を教室是としています。そのためには私自身がもっともっと高校・私立中学校、そして大学や専門学校、更には世の中を知らなくてはならないと襟を正す出来事でした。