3月に入って暖かい日が続くとようやく新学年の実感がわいてきます。希望に満ち溢れている半面、新たな一年に背筋の伸びる思いです。
時期的には一番のんびりしてしまう季節かもしれません。受験を終えた生徒さんの晴れ晴れとした顔は教室全体をも明るくしてしまいます。街にもそして学校にもそのような光景が散在しています。
しかし…
3月にやっておくべきことは意外に重要です。浮かれ気分でこれを怠ってしまうと一年間苦しまなくてはなりません。新受験生はもちろんですが、新中学1・2年生や非受験の小学生にも言えることです。これから挙げることを4月末までにできれば1年間相当な余裕ができるのではないでしょうか。
中学生は数学・英語の先行学習が必要です。数学は学校の春期学習(4~6月)の肝となる計算です。中1:正負の数・文字式、中2:式の計算、中3:式の展開と因数分解・平方根。これらを4月中には完成させたいものです。
英語は時制です。中1:現在形、中2:過去形・未来を表す文、中3:現在完了。これも同様に4月中に完成できると以降の学習が非常にスムーズに進められます。
小学生は各論に行き過ぎると却って迷うので大雑把に。。。算数では前学年の計算の完成と新学年の計算の基礎完成を目指しましょう。
もう一つ、見落としがちなことですが大切なことを挙げます。それは読解力の強化です。小学生では算数国語はもとより理科・社会、ほかの教科でも学年が上がるごとに読解量がグンと増えます。それに対応できる読解力を磨きましょう。
この時期の学習としてよくある間違いは『前学年のできなかったところを全て積み直す』ことです。まぁ、完成させられればそれに越したことはありません。しかしそれらの多くは後回しにして良いものです。それに専念していたら中学生は次のテストが厳しいなぁ。。。
特に勉強が少し遅れ気味のキミは『次のテストで点を取る』ことに執着してください。それにはやるべき単元を適切に消化していくことです。当教室では回り道することなく効率的に最高の結果を得られるような取り組みの順序を示しています。