生徒さんに限らず誰しも壁の存在は意識するのではないでしょうか。一定レベルまでは行くけどそれ以上にはなかなかなれずに・・・その結果、そこが限界と決めつけていつしか努力を怠るようになる・・・そんな悪循環は早々に断ち切りたいものです。
先日あるリモート講演会に参加しました。リモートで講演会があると聞いた私はそのシステムに強い興味を覚えて参加しましたが、内容的に圧倒されるものでした。
一定程度の結果を出すことは努力だけで成し遂げることが出来る。それ以上は才能だが、そこまで辿り着けない人が殆どである。そんな内容の話でした。私自身も辿り着けない一人なのかと我が身を振り返りました。
また、努力しても結果が出ない人にはその努力方法・努力量が自分の期待している結果にそぐうものなのかを検証すべきとの話がありました。
さらに今まで努力してこなかった人は競争相手の3倍・5倍の努力をしてやっと勝負になるという厳しい言葉もありました。
私はこの講演を聴いて二つのことを感じました。一つは講演内容に対する共感、もう一つは講演者が聴衆に理解して貰おうという熱気・意欲です。
前者は言うに及ばないので割愛します。後者は私から生徒さんや保護者様に訴求する意志が希薄だったのではないかと言うことを考えさせられました。その意識が低かったがために生徒さんが壁を突き破ることが出来ていなかったとすれば・・・今後は意識を変えねばならない、そう感じました。
私は精神論や根性論はあまり肯定していません。しかし理論的に構築された心理学は大いに活用していこうと思っています。生徒さんに向かう熱量は今一度充填して向かうべきと思った講演でした。そして各々が持つ壁を突破して貰えるよう一緒に考えていきたいと思っています。