小中学生、高校生や大学生も今年度は本当に気の毒です。学ばなくてはならないところを学ぶことが出来ない、これは来年以降の学習にも禍根を残すことになります。だから学校ではガンガンと進めなくてはならない。しかしその裏側で・・・
多くの学校では夏休みの短縮や学校行事のコンパクト化などで授業時間確保が出来る見通しが付いている様子です。しかし、学習内容は例年と較べても『ウ~ン・・・』と感じてしまいます。学校の授業が手を抜かれている、とまでは言いませんが、小中学生が少しかわいそうです。
当教室に通う生徒さん、特に今年度から当教室に通う中学生を見ると顕著に出ています。例年より問題慣熟が少ないためにちょっとした応用(とまでは言えないレベルも・・・)で手詰まりを起こします。
英語で言えば構文練習が足りていないために基礎構文からちょっと単語を替えれば良いような英作文に難渋します。また、単語力も少し厳しいように感じます。
また、数学では計算単元では解けているものの文章題で立式できないケースが増えています。また、最近では関数の問題で重度の手詰まりを起こす生徒さんが目立ちます。
これだけを見れば『塾の問題でしょ!』とのご指摘もあって良いと思います。しかしそれらは数週間の演習できれいに解決できています。つまりそれは塾側や生徒さん個人の問題ではないと言えませんか!?
学校の授業では少し問題演習が足りていないように感じます。特に中学生はこれからの時期に『関数』『図形』といった数学が嫌いになる単元が続きます。そこで点数を取れるようにしてあげることも『授業の本質』なのでは・・・!?
学校の授業数は足りている、それでも『足りない!』と言ってやるべきことをしないのはいかがかと思います。しかし現実問題として『我が子が出来るはずの単元を理解できなくなっている』なら早急な対応をしてあげて下さい。これは今年1年の問題ではなく、自己解決するまで続く問題となるのです!